内容説明
蜜子は31歳。作家浅野稀と共棲みして5年。つつましいアパートから始まった暮らしは、稀が売れっ子になるにつれて豊かになっていく。甘え上手で子どものように寄りかかってくる男との生活。だが最近、彼は独身を装い、蜜子の存在を世間に隠すようになった。心に少しずつ澱を感じ始めた蜜子の前に、味わい深い中年男と少年らしさを残した青年が現れて……。華やかな都会を舞台に描くほろ苦い恋物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はせがわ
4
くせがつよいね!恋愛小説って、大筋が似たり寄ったりになってしまうきらいがあるのに、登場人物のあくが、くせが、つよい。力強くそれでいて儚い、イオン結合みたいな感じ。2015/08/02
こけもも
0
田辺さんの作品は独身女の心を代弁してくれているようなホント共感できるものが多くて好き! でも、これは私にはあんまし響かなかったかな・・・・ 悪いわけじゃないんだけど、うん。 きっとなんだかんだで主人公がもててるから共感できないんだな!!2012/01/01
リエ
0
わたしは尾瀬さんがタイプやわ。2011/02/27
ナイショ。
0
2009年以前。→売。
Akiko Kobayashi
0
「待って」のあとに何がつくのかなーと。以前は「いて」「いる」と思っていたけれど、「いたけど」「いたのに」とか、今回はそんな感じ。2018/03/01