角川文庫<br> 信玄戦旗

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角川文庫
信玄戦旗

  • 著者名:松本清張
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041227503

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内容説明

戦国乱世のただ中に、天下制覇を目指した名将武田信玄。その初陣から無念の死まで、波乱激動の生涯をたどる迫真の長編小説である。大国の当主同士が一騎打ちを演じた唯一の合戦として名高い川中島の戦い、軍師山本勘助の巧妙な活躍ぶりなど、歴史の転換点、名場面の仕組みを周到な時代考察をふまえて、鮮やかに描いていく。虚々実々のかけ引き、壮大な勇気、そして決断のあり様などに魅きこまれるうちに、今を生きる私たちの処世や対企業組織の活路が見えてくる。巨匠による、異彩をはなつ歴史読物。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ディーノ

1
再読。かつて大河ドラマのブームに便乗した関連本。かつて「徳川家康」同様に武田信玄の生涯を要所を押さえてサクサク読める。松本清張の伝記の良さは主人公のエピソードの取捨選択が優れているところ。欲を言えば武田家のその後のエピローグ的なものがあれば良かった。2023/01/30

Sei Koh

0
戦記、ではなく、戦旗ですからね。 タイトルもからもおわかりのように、主人公は武田信玄。 生誕前後から、上洛途中52歳で死ぬまでの一代記です。 当然、父親信虎との確執と追放。北条氏康、今川義元との連合。信濃攻略。そして上杉謙信との激突といった、いわば「信玄ハイライト」はすべて描写されています。 純血ともいうべき歴史小説ですから、歴史が嫌いな人にはお勧めできません。 というか、歴史嫌いでは、読むのが苦痛でしょうし。 ただ、すこしでも歴史、とくに甲越戦争とその周辺事態について興味があれば、まちがいなく面2017/02/02

bunca

0
甲斐の国とヨーロッパ騎士団時代の話を比較してあるのが印象的。 これだけの考察があって小説が組み立てられているので、興味深いです。2014/01/27

bunca

0
信玄のコンプレックスを指摘しているのが面白い。最初エッセイ風だったのが小説に変化していくさまはさすが清張。ヨーロッパの騎士時代の話と対比させている点はちょっとわかりにくかったです・・。2009/10/29

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