内容説明
若い婦人が持ち込んだ奇妙な話──十年前、インドから帰った父親が失踪したあと、毎年差出人不明の宝石が送られてくる。しかも今後は、償いをしたいという手紙が・・・・・・数奇な運命の糸にあやつられた惨殺事件の全貌。テムズ河を舞台にした一大追跡劇、ベイカー街不正規隊の活躍と冒険など興趣満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ribes triste
18
前半でホームズの推理があまりにサクサク進んでしまったので、この先どうなるのか心配になりましたが、後半の物語は重厚で圧倒的に面白かった。読み応えがありました。2022/07/22
火野
0
過去読んだもの
みさこ
0
…モリアーティー…。2022/01/06
たこい☆きよし
0
ホームズもの最後の長編はハヤカワ文庫版にて。初長編『緋色の研究』と対になるような2部構成だが、面白く読めるのは裏社会ものの趣きの第二部かな。本筋の謎解きのはずの第一部とエピローグがいずれもとってつけたように感じる。ともあれ、ここまで来たら最後まで完走したい所存。2021/12/19