角川文庫<br> いつか誰かが殺される

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角川文庫
いつか誰かが殺される

  • 著者名:赤川次郎
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • 特価 ¥253(本体¥230)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041497166

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内容説明

大財閥永山家の当主志津は、明日70回目の誕生日を迎えようとしていた。家族達は続々と屋敷につめかけていた。長男悟は飛行機で、克次は東京の会社から、末っ子千津子は夫の法夫を伴い新幹線で。法夫のあとを愛人、千津子のあとを怨みを持つ殺人犯、殺人犯を追う警部、警部のあとを警部夫人……。家族一堂に会した永山邸で志津を祝う為、「今年の賭け」が始まった。いうなれば殺人ゲーム……。ついに喧噪と狂乱、欲望と憎悪の宴の幕があく!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

115
探偵に人探しを依頼する。 母親の誕生日記念の賭けの対象として。 これだけなら金持ちの道楽として許されるだろう。 2人の鞄が入れ替わったことから起きる,事件。 2つの事件に付随的にいろいろな事件が連鎖反応で起きる。 「いつか誰かが殺される」のだが、一家は安泰。 なにかやるせなさを残す,後味の悪い小説でした。2011/06/04

セウテス

62
〔再読〕実際にはカドカワ・ノベルズで持っている、渡辺典子主演作品シリーズ。大財閥永山家の当主志津の70歳の誕生日を祝う為に、末っ子の千津子(渡辺典子)ら家族は全国から集まって来る。しかし、そんな家族の後を、愛人や恨みを抱く殺人犯、更にはその殺人犯を追う警部、又警部を追いかけて来る警部夫人等々が連なる。金持ちの道楽から、様々な事件が連続的に連鎖反応して起こって行き、「いつか誰かが殺される」のだが、良くソコまで考えたものだと驚く。読みやすく話がサッと進むのに結局、金持ち一家に問題無しは在る意味考えてしまう。2017/06/16

九月猫

56
再読。「探偵物語」を再読したら、こちらも読みたくなって。資産家だけど裏側は訳ありな家族、逃亡中の死刑囚、殺し屋、探偵、と盛りだくさんな上に赤川さんの軽いタッチでさらさら読んでしまうけど、まあなんともブラックな。いつか、誰かが、殺される。いつ?誰が?殺されそうな人が殺されないのはいいんだけど、殺される必要のない人が殺されちゃうのはなぁ……。“ユーモアミステリ”の陰に毒が見え隠れ。さて最後にその毒が回るのは。オチだけすごく覚えていた。2018/04/14

あつ子🌼

10
再読。赤川作品の中でベスト10に入るくらい好き。「ゲームさ、人生は」「戦争だってゲームだよ。動かしてる人間はかすり傷一つ負わない。兵隊たちを生かすも殺すもお好みしだい。最高のゲームさ」 赤川センセには、こういう毒のきいたユーモアミステリだけ書いてて欲しいんだけどなあ。2022/01/27

*すずらん*

4
赤川作品のオチは面白い。2011/11/06

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