内容説明
身体を投げ出して隷従を誓う川村蓉子を冷然と見下ろしていた高鳥慶輔の内に、力強い誇りと昂ぶりが湧き上がってきた。高鳥は真剣に世界の帝王たることを欲し、すべての人間を跪かせたいと望んだ。その時、突然体が炎を発したように熱くなり、やがて彼の体内から何かが急速に喉へせり上がってきた。驚き見上げる蓉子の前にバラバラと吐き出された異物。それは、黄金色に輝く円球だった――。「真の救世主」と自認する高鳥慶輔の恐るべきパワー。東丈を欠く「GENKEN」の前に、新たな脅威が……! SF超大作シリーズ第19弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
11
既読済本登録です。2021/12/19
a43
6
はい、あと1冊ー。一期ね。とりあえず問題発生で終わったから一気に次。2013/12/08
泰月
5
高鳥が出ると面白いな。2018/10/08
東森久利斗
4
ウクライナ、コロナ、異常気象、…、幻魔の仕業?、あいつも幻魔? 幻魔の標的、私欲、嫉妬、猜疑心、怨恨、…、かくも弱き人間、己の内面に迫りくる幻魔の魔の手、社会に蔓延る悪行、現魔な世界、現魔との闘い。自己啓発を促すカルトな宗教法人サーガ。宇宙エネルギー、輪廻転生、カルマ、…、教義、説法、説教のリフレイン、幻魔教の洗脳、マインドコントロール。ギネスな冗長さ、長くてクドイ。レトロ感満載、網走番外地な登場人物と会話、アダルト劇画風な生頼範義の装丁とイラスト。大時代がかった昭和文化の象徴。映画のほうが面白い。2023/02/02
洪七公
2
既読本1982/12/05