出版社内容情報
命についての問題―生殖補助医療,育児不安,母性,親子,介護,人生の終末―に直面し苦悩し,格闘する心を扱う人口の心理学の提案!人口が減り始めた日本。
私たちは命にどう関わるべきか?
命についての問題―生殖補助医療,育児不安,母性,親子,介護,人生の終末―に直面し苦悩し,格闘する心を扱う「人口の心理学」の提案!
心理学のみならず,人口学,社会学,生命倫理,日本近代史の第一線の論客が結集し,少子化,高齢化,人口減少に直面する日本社会のあり方を問う。
◎目次
序章 人口の心理学の視点―命と死と生涯発達 ●柏木惠子
第?部 誕生―「授かる命」から「つくる命」へ
第1章 生殖補助医療・不妊治療のいま―心とテクノロジー ●小泉智恵・平山史朗
第2章 産む選択、産まない選択―出生前診断 ●玉井真理子
第3章 近代日本社会と子どもの命―子返しの習俗と規範の形成 ●太田素子
第4章 血がつながらない子どもの親になる―特別養子縁組による親子の形 ●富田庸子
第?部 親子関係―「少子の子ども」と「長命の親」
第5章 子どもの価値―なぜ、女性は子どもを産むのか ●永久ひさ子
第6章 育児不安を考える―ライフコースの激変とアイデンティティの揺らぎ ●柏木惠子・加藤邦子
第7章 もたれ合う家族―日本の家族文化の問題 ●舩橋惠子
第8章 家族が変わる、老親介護も変わる―二一世紀の高齢者の介護と暮らし ●染谷俶子
第?部 命の終わり方―「長命」は「長寿」か
第9章 人間の尊厳と死―「死の尊厳」の語られ方を読み解く ●大谷いづみ
第10章 変わるお葬式、消えるお墓―その実態と現代人の意識 ●小谷みどり
第11章 長生きすること―長命の価値と課題 ●森岡清美
終章 少子高齢社会の命と心―現在とこれから ●高橋惠子
コラム
1 子どもの誕生と死の意味―先人の日記や手紙からの示唆 ●柏木惠子
2 将来の日本がもつ人口問題とは? ●別府志海
3 日本の貧困 ●阿部彩
4 性・生殖と政治 ●高橋惠子
5 誕生のインファンティア ●西平直
6 生殖補助医療の死角―当事者の視点から ●加藤英明
7 「マタニティ・ハラスメント」は女性の身体性への差別 ●杉浦浩美
8 結婚、出産の価値の変化 ●本田由紀
9 なぜ少子に虐待か―家族臨床から見えること ●平木典子
10 嬰児殺に見る命の重み ●川?二三彦
11 「親孝行の終焉」の示唆するもの ●深谷昌志
12 平均寿命と健康寿命 ●菅原育子
13 介護保険制度 ●神前裕子
14 江戸時代の高齢化と看取りのシステム ●柳谷慶子
15 老人ホームに住むという選択 ●神前裕子
16 親孝行は美徳か?―親子間の資源の流れ再考 ●柏木惠子
17 長命化で厳しさを増す親と子のライフプラン ●畠中雅子
序章 人口の心理学の視点―命と死と生涯発達 ●柏木惠子
第?部 誕生―「授かる命」から「つくる命」へ
第1章 生殖補助医療・不妊治療のいま―心とテクノロジー ●小泉智恵・平山史朗
第2章 産む選択、産まない選択―出生前診断 ●玉井真理子
第3章 近代日本社会と子どもの命―子返しの習俗と規範の形成 ●太田素子
第4章 血がつながらない子どもの親になる―特別養子縁組による親子の形 ●富田庸子
第?部 親子関係―「少子の子ども」と「長命の親」
第5章 子どもの価値―なぜ、女性は子どもを産むのか ●永久ひさ子
第6章 育児不安を考える―ライフコースの激変とアイデンティティの揺らぎ ●柏木惠子・加藤邦子
第7章 もたれ合う家族―日本の家族文化の問題 ●舩橋惠子
第8章 家族が変わる、老親介護も変わる―二一世紀の高齢者の介護と暮らし ●染谷俶子
第?部 命の終わり方―「長命」は「長寿」か
第9章 人間の尊厳と死―「死の尊厳」の語られ方を読み解く ●大谷いづみ
第10章 変わるお葬式、消えるお墓―その実態と現代人の意識 ●小谷みどり
第11章 長生きすること―長命の価値と課題 ●森岡清美
終章 少子高齢社会の命と心―現在とこれから ●高橋惠子
コラム
1 子どもの誕生と死の意味―先人の日記や手紙からの示唆 ●柏木惠子
2 将来の日本がもつ人口問題とは? ●別府志海
3 日本の貧困 ●阿部彩
4 性・生殖と政治 ●高橋惠子
5 誕生のインファンティア ●西平直
6 生殖補助医療の死角―当事者の視点から ●加藤英明
7 「マタニティ・ハラスメント」は女性の身体性への差別 ●杉浦浩美
8 結婚、出産の価値の変化 ●本田由紀
9 なぜ少子に虐待か―家族臨床から見えること ●平木典子
10 嬰児殺に見る命の重み ●川?二三彦
11 「親孝行の終焉」の示唆するもの ●深谷昌志
12 平均寿命と健康寿命 ●菅原育子
13 介護保険制度 ●神前裕子
14 江戸時代の高齢化と看取りのシステム ●柳谷慶子
15 老人ホームに住むという選択 ●神前裕子
16 親孝行は美徳か?―親子間の資源の流れ再考 ●柏木惠子
17 長命化で厳しさを増す親と子のライフプラン ●畠中雅子
柏木 惠子[カシワギ ケイコ]
1960年,東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士。現在,東京女子大学名誉教授。
主要著作:『子どもという価値―少子化時代の女性の心理』(中央公論新社,2001年),『家族心理学―社会変動・発達・ジェンダーの視点』(東京大学出版会,2003年),『日本の男性の心理学―もう1つのジェンダー問題』(共編,有斐閣,2008年),『家族を生きる―違いを乗り越えるコミュニケーション』(共編,東京大学出版会,2012年),『おとなが育つ条件―発達心理学から考える』(岩波書店,2013年)
高橋 惠子[タカハシ ケイコ]
1968年,東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。現在,聖心女子大学名誉教授。
主要著作:『人間関係の心理学―愛情のネットワークの生涯発達』(東京大学出版会,2010年),『第二の人生の心理学―写真を撮る高齢者たちに学ぶ』(金子書房,2011年),『発達科学入門(全3巻)』(共編,東京大学出版会,2012年),『絆の構造―依存と自立の心理学』(講談社,2013年)
内容説明
人口が減り始めた日本。私たちは命にどう関わるべきか?命についての問題―生殖補助医療、育児不安、母性、親子、介護、人生の終末―に直面し苦悩し格闘する心を扱う「人口の心理学」の提案!
目次
人口の心理学の視点―命と死と生涯発達
第1部 誕生―「授かる命」から「つくる命」へ(生殖補助医療・不妊治療のいま―心とテクノロジー;産む選択、産まない選択―出生前診断;近代日本社会と子どもの命―子返しの習俗と規範の形成;血がつながらない子どもの親になる―特別養子縁組による親子の形)
第2部 親子関係―「少子の子ども」と「長命の親」(子どもの価値―なぜ、女性は子どもを産むのか;育児不安を考える―ライフコースの激変とアイデンティティの揺らぎ;もたれ合う家族―日本の家族文化の問題;家族が変わる、老親介護も変わる―二一世紀の高齢者の介護と暮らし)
第3部 命の終わり方―「長命」は「長寿」か(人間の尊厳と死―「死の尊厳」の語られ方を読み解く;変わるお葬式、消えるお墓―その実態と現代人の意識;長生きすること―長命の価値と課題)
少子高齢社会の命と心―現在とこれから
著者等紹介
柏木惠子[カシワギケイコ]
1960年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士。現在、東京女子大学名誉教授
高橋惠子[タカハシケイコ]
1968年、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。現在、聖心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。