戦争に負けないための二〇章

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戦争に負けないための二〇章

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784907986377
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

戦後70年を経て、ついに「戦争する国」になった日本。とはいえ、戦争に負けるわけにはいかない。負けたときの悲惨は歴史が物語っている。じゃあ、どうすれば戦争に負けない自分でいられるのか?  

ファシズム文化研究の第一人者・池田浩士と、シュルレアリスムを駆使する染色画家・?谷光雄による、共考と行動のための絵物語。安保関連法案の施行、憲法改正が憂慮される新たな戦時下のいま、「戦争とはなにか」を自分の言葉で語るための必読書。

巻末附録=ブックガイド「戦争に負けないために読みたい二〇冊」



「戦争とはなにか」「戦争に抗するにはどうすればいいのか」を考えるために、すべてのひとに手にとっていただきたい1冊です。本書を読んで、見て、考えたことを、ぜひ友人や家族、恋人と話し合ってみてください。できればもっと人数の多い場所で、みんなで話しあう場があれば素敵です。

そして、では、次になにができるのか。それを著者のふたりと一緒に、さらに深めていければと願っています。

はじめに



第1章 戦争は平和のためのたたかいです 

第2章 自衛権はすべての国の基本的権利です

第3章 国を愛する心は国民を結ぶ絆です

第4章 徴兵制反対は臆病で卑怯な利己主義です

第5章 戦争、それは科学技術と文明の進歩をもたらします

第6章 戦争、それは人間の心を美しく純粋にします

第7章 戦争、それは他者への信頼と自己責任を教えます

第8章 戦争、それはボランティア精神を生かし輝かせます

第9章 私たちを脅かす敵は軍事力でしか防げません

第10章 軍備増強ほど確実な経済成長政策はありません

第11章 機密保持と情報管理は完全でなければなりません

第12章 それでも一国では国を守ることはできません

第13章 日本の戦争はすべて平和と正義のためでした

第14章 欧米諸国は侵略によって世界を支配してきました

第15章 日本の戦争によって多くの国が独立しました

第16章 戦後の日本は平和的に世界進出を果たしました

第17章 戦後七〇余年、日本は一度も戦争をしていません!

第18章 自由を尊ぶ日本はこれからも平和を大切にします!

第19章 平和は一億総活躍社会によってこそ実現できるのです!

第20章 平和のための戦争を一億国民が支えましょう!



戦争に負けないために読みたい二〇冊(池田浩士選)



あとがき(池田浩士、?谷光雄)

池田 浩士[イケダ ヒロシ]
1940年生まれ。1968年から2004年まで京都大学、2004年から13年まで京都精華大学に在職。専攻は現代文明論、ファシズム文化研究。
おもな著書に、『虚構のナチズム:「第三帝国」と表現文化』(人文書院)、『石炭の文学史:[海外進出文学]論・第二部』(インパクト出版会)、『ヴァイマル憲法とヒトラー:戦後民主主義からファシズムへ』(岩波書店)、『池田浩士コレクション』(全10巻、刊行中、インパクト出版会)など多数がある。

?谷 光雄[タカヤ ミツオ]
1941年生まれ。1982年から2011年まで、京都精華大学に在職。染色作家。
おもな発表に、Rozome Masters of Japan(アメリカ)、textile in future expression(大阪、金沢、沖縄、北海道、福岡)、「転形期の作家10人展」(京都)、「いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちが語りかける展覧会」(京都)など多数のほか、21回個展を開催している。

内容説明

ついに「戦争する国」になった日本。とはいえ、戦争には負けられない。じゃあ、どうすれば戦争に負けない自分でいられるのか?ファシズム文化研究の第一人者とシュルレアリスムを駆使する染色画家による、共考と行動のための20の絵物語。

目次

1 忠節を尽す(戦争は平和のためのたたかいです;自衛権はすべての国の基本的権利です;国を愛する心は国民を結ぶ絆です;徴兵制反対は臆病で卑怯な利己主義です)
2 礼儀を正す(戦争、それは科学技術と文明の進歩をもたらします;戦争、それは人間の心を美しく純粋にします;戦争、それは他者への信頼と自己責任を教えます;戦争、それはボランティア精神を生かし輝かせます)
3 武勇を尚ぶ(私たちを脅かす敵は軍事力でしか防げません;軍備増強ほど確実な経済成長政策はありません;機密保持と情報管理は完全でなければなりません;それでも一国では国を守ることはできません)
4 信義を重んず(日本の戦争はすべて平和と正義のためでした;欧米諸国は侵略によって世界を支配してきました;日本の戦争によって多くの国が独立しました;戦後の日本は平和的に世界進出を果たしました)
5 質素を旨とす(戦後七〇余年、日本は一度も戦争をしていません!;自由を尊ぶ日本はこれからも平和を大切にします!;平和は一億総活躍社会によってこそ実現できるのです!;平和のための戦争を一億国民が支えましょう!)

著者等紹介

池田浩士[イケダヒロシ]
1940年生まれ。1968年から2004年まで京都大学、2004年から13年まで京都精華大学に在職。専攻は現代文明論、ファシズム文化研究

高谷光雄[タカヤミツオ]
1941年、京都に生まれる。1967年、京都市立美術大学工芸科専攻科(染織専攻)修了。1982年から2011年まで、京都精華大学に在職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェアー

9
うーん、逆説的な意図は分からないではないが。戦争をする側の論理を読み説くという狙いか。だが、正直なところ、論理も組み立ても古い。為政者たちはこんな反対の論理ならやすやすと乗り越えて行く。結果的には「反対していたのに」と言いながら好きなようにやられる。絵も効果的でないと思う。2016/10/27

Mik.Vicky

7
普通の国ではこのような事を学校で子どもたちに教えるだろうし、戦前の日本もそうだっただろうが、今の日本では難しいだろうな。だから諸外国にナメられる。早く日本も普通の国になって欲しいが、何十年もかかるだろうな。米国からの圧力でもあれば早期に実現するかもしれないが、それも情けないか・・・2017/01/27

gachi_folk

4
積極的平和主義の根幹が大まかに理解できた。是非はともかく、これが平和主義論理そして反戦論理へと繋がって行くとよいな。2017/11/26

Haruka Fukuhara

3
結構インパクトがあった。評価は別にして、「戦後レジームからの脱却」が徐々に進んできているのかもしれない。戦前世代の手でこうした本が出されたというのは印象深い。2017/02/13

keepfine

1
戦争に反対する本は数多あるが、本書は不幸にして戦争が始まってしまった場合を想定している点が異質。戦争に負けないために、国家は国民をどう動かすか、著者は有事の国家を代弁し、その内在的論理を示唆している。安保法制は自国民よりも他国の武器を守るために運用される、自衛隊の評価、戦争の正当化(国内経済繁栄・アジア諸国の独立)など。2023/03/21

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