出版社内容情報
何かをしてみようという気持ちが生まれてくる公共空間とは?
権力に頼ることなく、自由を感じながら生きていける、そうした暮らしや社会は、どうすれば作れるだろうか。
コミュニティワーカーとして「おとうさんのヤキイモタイム」などを提唱してきた著者が、全国の「あそびの生まれる場所」を紹介しながら、「お客様」時代における公共空間のありようを考える。
はじめに 「何かあったら困るので……」
第1章 「サービス社会」の風景
子どもと遊びの現在
サービス産業化の中の子育て風景
「禁止」の生まれる構造
2つの新しい公共
「話す人の心は聞こえてこない」
第2章 焚き火の風景
おとうさんのヤキイモタイム
煙の向こうに見えるもの
「一緒につくる」ことの意味
落ち葉の遊園地
「道」が「通り」に変わる時
第3章 遊びの生まれる風景
北浜こども冒険ひろば
一畳プレーパーク
子育てひろば「ぶりっじ@roka」
フキデチョウ文庫
こどものたまり場・大人のはなす場「かっちぇて」
コミュニティハウスひとのま
彩星学舎
のおがた未来cafe
NPO法人なかよしねっと
NPO法人暮らしネット・えん
高知こどもの図書館
深谷シネマ
わらしべの里共同保育所
興望館
川口自主夜間中学
第4章 対話の風景
焚き火のできるまちへ
プレーパークという試み
「保育」をささえるもの
「私のだいじな場所」になる運営
「コミュニティワーク」という仕事
「公共は発生する」
あとがき
西川 正[ニシカワ タダシ]
コミュニティワーカー、特定非営利活動法人ハンズオン埼玉理事。1967年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、NPO支援センター事務局長などを経て現職。趣味は、「カブリモノ」の作製と道端に七輪やこたつを置いて遊ぶこと。本書は初の単著。
内容説明
何かをしてみようという気持ちが生まれてくる公共空間とは?権力に頼ることなく、自由を感じながら生きていける、そうした暮らしや社会は、どうすればつくれるだろうか。「遊び」「公共」「コミュニティ」をキーワードに「お客様」時代の公共マネジメントを考える―
目次
第1章 「サービス社会」の風景(「すみません、あの木に登ってもいいですか?」―子どもと遊びの現在;「保護者のみなさんは、ゆっくりしていてください」―サービス産業化の中の子育て風景 ほか)
第2章 焚き火の風景(「大人になってからの友達っていいもんですね」―おとうさんのヤキイモタイム;「あっ、所長ってこういう人だったんだ」―煙の向こうに見えるもの ほか)
第3章 遊びの生まれる風景(セミ取りの風景―北浜こども冒険ひろば(東京都品川区)
七の日、道端で―一畳プレーパーク(埼玉県川口市) ほか)
第4章 対話の風景(顔を合わせる―焚き火のできるまちへ;「対話」の時間をもつ―プレーパークという試み ほか)
著者等紹介
西川正[ニシカワタダシ]
コミュニティワーカー/特定非営利活動法人ハンズオン埼玉理事。1967年滋賀県生まれ。学童指導員、出版社、障害者団体のスタッフ、NPO支援センター事務局長などを経て、2005年、特定非営利活動法人ハンズオン埼玉を設立。「おとうさんのヤキイモタイム」キャンペーンをはじめ、東北福島から埼玉への避難者に向けた月刊誌『福玉便り』の編集など、行政・企業を巻き込んだ市民参加型のまちづくりのプロデュースに関わる一方で、まちづくりや子育て支援にかかわる研修などで講師やファシリテーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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