あそびの生まれる場所―「お客様」時代の公共マネジメント

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あそびの生まれる場所―「お客様」時代の公共マネジメント

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784907239237
  • NDC分類 361
  • Cコード C0036

出版社内容情報

何かをしてみようという気持ちが生まれてくる公共空間とは?

権力に頼ることなく、自由を感じながら生きていける、そうした暮らしや社会は、どうすれば作れるだろうか。

コミュニティワーカーとして「おとうさんのヤキイモタイム」などを提唱してきた著者が、全国の「あそびの生まれる場所」を紹介しながら、「お客様」時代における公共空間のありようを考える。

はじめに 「何かあったら困るので……」



第1章 「サービス社会」の風景

 子どもと遊びの現在

 サービス産業化の中の子育て風景

 「禁止」の生まれる構造

 2つの新しい公共

 「話す人の心は聞こえてこない」



第2章 焚き火の風景

 おとうさんのヤキイモタイム

 煙の向こうに見えるもの

 「一緒につくる」ことの意味

 落ち葉の遊園地

 「道」が「通り」に変わる時



第3章 遊びの生まれる風景

 北浜こども冒険ひろば

 一畳プレーパーク

 子育てひろば「ぶりっじ@roka」

 フキデチョウ文庫

 こどものたまり場・大人のはなす場「かっちぇて」

 コミュニティハウスひとのま

 彩星学舎

 のおがた未来cafe

 NPO法人なかよしねっと

 NPO法人暮らしネット・えん

 高知こどもの図書館

 深谷シネマ

 わらしべの里共同保育所

 興望館

 川口自主夜間中学



第4章 対話の風景

 焚き火のできるまちへ

 プレーパークという試み

 「保育」をささえるもの

 「私のだいじな場所」になる運営

 「コミュニティワーク」という仕事

 「公共は発生する」



あとがき

西川 正[ニシカワ タダシ]
コミュニティワーカー、特定非営利活動法人ハンズオン埼玉理事。1967年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、NPO支援センター事務局長などを経て現職。趣味は、「カブリモノ」の作製と道端に七輪やこたつを置いて遊ぶこと。本書は初の単著。

内容説明

何かをしてみようという気持ちが生まれてくる公共空間とは?権力に頼ることなく、自由を感じながら生きていける、そうした暮らしや社会は、どうすればつくれるだろうか。「遊び」「公共」「コミュニティ」をキーワードに「お客様」時代の公共マネジメントを考える―

目次

第1章 「サービス社会」の風景(「すみません、あの木に登ってもいいですか?」―子どもと遊びの現在;「保護者のみなさんは、ゆっくりしていてください」―サービス産業化の中の子育て風景 ほか)
第2章 焚き火の風景(「大人になってからの友達っていいもんですね」―おとうさんのヤキイモタイム;「あっ、所長ってこういう人だったんだ」―煙の向こうに見えるもの ほか)
第3章 遊びの生まれる風景(セミ取りの風景―北浜こども冒険ひろば(東京都品川区)
七の日、道端で―一畳プレーパーク(埼玉県川口市) ほか)
第4章 対話の風景(顔を合わせる―焚き火のできるまちへ;「対話」の時間をもつ―プレーパークという試み ほか)

著者等紹介

西川正[ニシカワタダシ]
コミュニティワーカー/特定非営利活動法人ハンズオン埼玉理事。1967年滋賀県生まれ。学童指導員、出版社、障害者団体のスタッフ、NPO支援センター事務局長などを経て、2005年、特定非営利活動法人ハンズオン埼玉を設立。「おとうさんのヤキイモタイム」キャンペーンをはじめ、東北福島から埼玉への避難者に向けた月刊誌『福玉便り』の編集など、行政・企業を巻き込んだ市民参加型のまちづくりのプロデュースに関わる一方で、まちづくりや子育て支援にかかわる研修などで講師やファシリテーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ざまたかこ

5
遊びを真ん中において、子どもが育つコミニュティをどう育てていくか?ということがたくさんの例を引きながら書かれています。お客さんではなく意思決定に関わることで責任も自然に負う、それか当たり前になるとむしろ楽しくなるのかも?子育てに関わるたくさんの人に読んでほしいです。 ちなみに、通勤電車でも本を読みながら泣くのはもうやめようと思っているのですが、「ますだのおじちゃん」のくだりで泣いてしまいました。2017/05/24

seiji

5
「お客様」でいることは確かに気軽かもしれない。でも、この一方通行な関係は、なんか寂しくも感じる。本書は、そんな寂しさを消し去る方法が盛りだくさんです。是非読んで欲しい一冊です。2017/05/20

motoryou

3
「生きづらさ」って言葉を耳にすることがよくあるけど,それって「自己選択」や「自己決定」がない,もしくは極端に制限されているってことじゃないのかな,と感じた。そして,それは,誰かの何かのせい,というよりも自らそれを「選択して」いるってことでもある,そういう視点で見ていくことも必要だなあ。2018/09/30

Yuko

3
行政に、学校に、学童に、保育園にと任せっぱなし ー 自主性を放棄し何かあるとクレームをつけるお客さんとなっていないか?税金を払っているから、お金を払っているからという態度・目線になってはいないか? 一方で、実践「あそび」はあまり気負わずもっと気軽に取り組んでみようと思う。「答え」を探すのではなく、一緒に参加した人たちと「応え」あっていくことで、「あそび」は生まれるとのことだから。 子どもと関わるすべての大人に読んでもらいたい一冊。 2017/08/31

motoryou

2
再読。サービス産業化によって私たちの生活は、確かに「便利で豊か」になってきましたが、それは同時に人と人とが「人として」出会う機会を減らしてきた側面もあります。関係性の消失はで「責任は誰に?」「なぜしてくれないの?」などなどさらに関わりを阻む壁を生むことも。共につくる当事者として、「ありがとう」を言ったり言われたりしながら他者との関係をゆっくりつくること自体を「あそび」たい。そして、結果はいろいろだろけど「次は何する?」と笑いながら一緒に考える、そんな場をまずは教室、学校に。それ自体を「あそび」に。2022/01/01

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