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出版社内容情報
「シリーズ3/4」始動!
3/4くらいの文量、サイズ、重さの本。それぞれのやり方で、余白のある生き方をさがすすべての方へ送る新シリーズです。
「景気がめちゃくちゃわるくて、世の中で起きることの、ほぼ全て悪い方向に向かっている。そんな中で好きなことで暮らしていくのは難しいと思って、やりたくない仕事で働きまくって、たまの休みに好きなことに金を使いまくるのはあまりにも効率が悪すぎる。 心配すんな。 「バイトやめる学校」では、何をどうやれば自分で自活して暮らしていけるのかという理論と実践をギャンギャン紹介していきます。」
ネットで新作を出すたび30分で完売するリメイクファッションブランド「途中でやめる」の山下陽光。高円寺の貧乏人反乱集団「素人の乱」に参画後、長崎、福岡に移住、服を作りながら「バイトやめる学校」を日本全国 各地で開催、一歩踏み出せない人の背中を押し続けています。本書は「資本主義が得意じゃない人」が楽しく生きていくための、独創的かつ実用的な「バイトやめる学校」のテキストです。
目次
「バイトやめる学校」とはなにか
1時間目 全員にバイトやめる装置が配られた
2時間目 実録・「途中でやめる」
3時間目 1対1の時代になった
実践編 バイトやめた/やめるかもな人との対話
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
35
千駄木の往来堂書店で衝動買い。仕事をやめる、ではなく雇われるのをやめるための指南書。ガンガン働くのをやめる、ではなく、好きな事をガンガンやって生きるためのヒント集。なおかつ反資本主義。たくさん売っても儲けは人件費や経費に回す(素晴らしい)。著者はかなり忙しそうだが、夫婦で月収20万を超えないようにしているとか。他人はやりたがらないが世間に需要があり、自分はそんなに嫌ではない。しかも好きな事と繋がっている。そういう仕事を自ら生み出していく。肩書は名乗った者勝ち。書店員は仮の姿で作家&文筆業だと肝に銘じよう。2019/04/24
Y2K☮
31
AIに職を奪われたらどうする? 解決策に起業を挙げる人は多いが一般人には敷居が高い。その発想や手法を(ややパンクだが)具体的に学べる一冊。ネットを使えば昔よりも簡単にできるのは事実。まずは月に三千円稼ごうというのも分かり易い。ただ大事なのは著者の考えの基本軸が金儲けではなくアンチ資本主義にある点。要は必要以上に稼ごうとせず、好きな事をして生きる事に主眼を置く。好きな事の周辺にある皆が嫌がる事を仕事にする。ちなみに本が好きなら書店の契約社員もこれに近い生き方ができる。接客は大変だが責任は正社員だから(笑?)2019/07/15
*
18
【好きなことで食えると思うな。でも、好きなことからは離れるな】「私、承認欲求強いんでー」と自分で言ってる人を「承認」してみたら、あっさり無視されたことがある。一方で、人からの「承認」を素直に受け取ることができなかった、壁を殴りたくなるような苦い経験もある。今日もエンドレスの「自分なんて...」が不安を作る。▼不安(自己肯定の嘘)を「やめる」ことができるのか。この本は問いかけてくる▼大きく働いて小さく稼ぎ、周りを儲けさせる。2017/09/16
uD
15
「好きなことで食っていけるようになってバイトをやめよう」がコンセプトの学校。 反資本主義思想の著者は、逆転の発想でユニークなアイデアを提示しています。 ◆大きいことで小さく稼ぐ →儲からないから誰も真似しない、結果的にうまくいく。資本主義の人たちが寄ってこない ◆「好きのストレス」 →自分の好きなことに対するストレスの中で、お金を払ってでも解消したいものを考え、そこから商売へ ◆プロじゃない自分が何かをやってはいけないは思い込み →やったもん勝ちだし、たいていのことはテクノロジーがなんとかしてくれる2018/11/02
へっけ
13
企業に雇われずに、バイトをせずに、好きな服作りで生活す著者。自分が好きなことの中で、ストレスを感じること、他人が嫌がることで自分が苦にならないことから仕事を見つける、という視点は全ての仕事の根本にあるなと気付かされた。 反資本主義的な利益を出し過ぎないという考えも新鮮だった。2019/01/04