松本圭二セレクション<br> 青猫以後―アストロノート〈1〉

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松本圭二セレクション
青猫以後―アストロノート〈1〉

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784906738281
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0392

出版社内容情報

萩原朔太郎賞受賞作品を、著者本来の意向に従って3分冊化。精神か生活の破綻寸前で書いた表題詩、中也やゴダールなどを題材にした詩朔太郎賞受賞作の解体??



  ガブリエルは死ぬ

  その命名の重みによって

  君はブラジル丸の甲板から太平洋へ唾を吐け

  俺は50ccのゴリラに跨がって国道1号線を東上する

  「生きることは楽勝だな」

  「ああ、ヤツさえいなければな」

  潜伏先の地方都市で静かな家庭生活を得た一人の男

  彼を新たな破壊工作へと誘う謎の過激派組織

  「ヤツに改造銃を持たせた組合があるらしい」

  「ああ、伝説だ」

  巨大化したネズミ男たちがまき散らした孤独についての伝説

  残酷な運命、理不尽な命令

  皆殺しの街から生き残った一人が帰って来た!



(栞=寄稿:阿部嘉昭、著者解題)



当時、どんな詩を書いていたのか。

地方都市での小市民的な暮らしに埋没して行くのが嫌で嫌でたまらない詩人が、

酔っ払いながら自分の家族や仕事をネタに愚痴をこぼしてみたり、

時に殺気立ったりする、というのがだいたいのパターンである。(…)

ヤバい感じだった。

こんな状態を続けていたらいずれ精神か生活が破綻するだろうと思った。

「青猫以後」という長編詩を書いた時、

ここで一度嫌な流れを断ち切りたいと考えた。

そのためには詩集を作るしかない。

第四詩集『青猫以後』。

当時は鎌田哲哉と激しく衝突していたこともあり、

私は「重力」への参加を取り止め、第四詩集の製作にシフトしたいと思った。

松本 圭二[マツモト ケイジ]
著・文・その他

内容説明

松本圭二の幻の第4詩集、朔太郎賞受賞作の解体。

目次

R/F―5つの断片
電気ネズミを巻き戻す
赤い小冊子
ガンツ
ハイウェイを爆進する詩
どいつねんたる
卑屈の精神
青猫以後
中也と秀雄と赤ん坊
半魚
1989
ハリー・ポッターと二つのエレジー
エデンの東
誰にも捧げない詩
戦争まで
精神のピーク
スギトトホ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6
「ガンツ」泣ける。2018/03/31

Yusuke Oga

2
現代で詩を書いている人の傾向として「若い女性で、天才肌」が日本には多い、という勝手な偏見をぶち破ってくれた。戦後詩の問題を引き受けつつ、かつ読みやすく、かつ読んでいて苦しい。エモーショナル。戦ってる。死にものぐるいで。でもほんとに死んだらヤバいので、というギリギリのところで、娘の一葉さんや奧さんが助けてくれている、というのが印象的。2019/01/28

 

1
何度読んでも感動する。「ポエジー」ではなくて、「ポエゾー」であり、「青猫」(=「ポエジー)「以後」、つまり「詩」が力のないサブカル、過去の遺物(もっと言えばゴミやクズになった時に)そのような散文的に崩壊してゆく現実の中で如何に書き続けるのか、それに対して応答しようとしているのは松本圭二と稲川方人ぐらいだろうな。。。2021/07/09

kentaro mori

1
⚫️僕は詩を書くという野蛮な人種なのだ。⚫️詩は終れ。おれは終らない。詩には詩の運命があるだろう。そんなものがどうなろうとおれは知らない。⚫️「途中から書けなくなった」/「いつもそうだわ」/「終わらない詩を書いているんだ」2020/04/26

n

0
アストロノートの方が好きだったかな。わりと「詩」の体裁をなしている読みやすい作品。2023/12/02

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