セブン‐イレブンの正体

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  • サイズ B6判/ページ数 123p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906605521
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C0036

内容説明

年間2兆4000億円を売り上げる世界最大のコンビニチェーン・セブン‐イレブン。その高収益の「裏側」はタブーで塗り固められ、大メディアで取り上げられることは決してない。消費者が知らない“流通の覇者”の実像に迫った。

目次

1 “本部一人勝ち”の金儲けのカラクリ
2 加盟店からの不当ピンハネ疑惑
3 人気商品「おでん」の裏側
4 「オーナーを監視せよ」黒い社内体質
5 使い捨てられる取引業者たち
6 四六時中見張られる商品配送ドライバー
7 “鈴木敏文王国”に屈する大メディア
8 意見封じられる「24時間営業」問題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

40
2008年出版なので、2019年の現在となっては少し古いが、2008年当時のセブンイレブンの「裏側」に迫った作品。表紙も真っ黒で、内容は察してくださいといったところ。現在も日本国内コンビニシェアのナンバーワンを突っ走るセブンイレブンのフランチャイズ形態、商品の卸から、著者自ら弁当工場に潜入してのレポなど体を張ってセブンの「闇」に迫った作品。個人的には一番利用しているコンビニなので胸が痛いが、こういう作品を読むことでブランドの本質を考察できるので読んでよかったかと。2019/05/04

kinkin

22
この本が出版された頃であるが、毎日推定1億8000万円分の弁当やパン、他の食材が廃棄されているとの記述の驚いた。他にも人気商品「おでん」の裏側、四六時中見張られる商品配送ドライバーの実態など、今や巨大な産業になったコンビニエンス業界の一部を知ることが出来た。2014/01/23

カープ坊や

17
「トヨタの正体」に引き続き読了。 セブンイレブンだけの問題か コンビニ全体の問題かは不明なれど あまりにもコンビニ本部の えげつなさ! セブンイレブン全体で1日 1億8000万円分の弁当ロス。 FC店に過剰発注させ、本部は廃棄しても利益が出るシステム。 本部の搾取により近所のスーパーの売値よりも高い 仕入れ原価を強制されるFC店。 超優良企業セブンイレブン本部の裏側と 現場の悲哀が よく解る一冊でした。2014/09/08

白義

16
これが事実ならば洒落にならないブラック企業だ。流通構造、システムにまで踏み入って本部が加盟店を搾取する実態を検証、告発している。大量の廃棄問題は予想通りだったが、仕入れ負担が加盟店に押し付けられているのはさすがに予想外だった。業界最大手だから忙しいのかとも昔は思っていたがこれはもうそういう次元づはないよなあ。業界自体がかなりブラックなのだろう。コンビニは確かに現代の公共インフラの、一端を担っているがその裏にはこれほどの犠牲を生んでいるのだ、とまざまざと思い知らされた2012/10/06

かやん

15
セブンイレブンの裏側を知ってしまった私はセブンイレブンに行くのが怖くなりました。近所のセブンイレブンの店員さんはいつもくたびれ果てているようで、レジに来るのも面倒くさそうです。やることが沢山ありすぎるんでしょう。裁判を起こしても状況が変わらないのはおかしいし、このままでは立ちゆかなくなる日も近い気がします。2014/07/19

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