内容説明
だれもしらないバクさん、こわーいゆめをたべちゃうことができるのです。こんやはだれのどんなこわいゆめをたべてくれるのかな?―。
著者等紹介
まつざわありさ[マツザワアリサ]
松澤有紗。埼玉県生まれ。絵本ワークショップ「あとさき塾」出身。高校時代からボールペン画を描き始める。現在は埼玉県在住、歯科助手をしながら絵本をつくる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポラリス
30
『バクが悪夢を食べる』という曖昧な伝承を可愛く、そしてちょっと怖~く描いています。夢を食べる為の準備や悪夢を見ている動物を知る方法など小洒落ていて面白い。バクさんの部屋の小物が丁寧に描き込まれていて細部まで楽しめます♪バクさんのげっぷの効果はなんと...!温かなラストにもほっこり。2017/09/05
り こ む ん
26
昨日、絵本カフェ「tinyzoo」にて、一目惚れした絵本。残念ながら、販売コーナーには無かったので、本屋で購入。怖い夢を食べてくれるバクさんのお話。怖い夢を食べてくれるだけでなくて、バクさんがちょっと一息いれると、良い夢に。こんなバクさんに来てもらいたいな。最後のヤマネコさんは夢でなくて、現実になって良かったな。シャボン玉やりたいな。2015/06/28
anne@灯れ松明の火
25
隣市で。『絵本をつくりたい人へ』に紹介。「絵本の中のキャラクターは愛される存在であってほしい」皆が寝静まった夜中、怖い夢に苦しむ人を助けるバクさん。誰にも気づかれず、でも自分の仕事をこなす。いい人(バク)だ~♪ 「ユーモアや遊び心を、あちこちに潜ませ散りばめたい」”こわいゆめほうちき”の表情や”地図”や”ブックスタンド”など、見つけると、うれしくなるようなものがそこここに♪ 夜の話なので抑え目の色遣いだが、かえってオシャレな感じ。2014/08/27
パフちゃん@かのん変更
20
小学生の読み聞かせにいいと思います。バクさん、なかなかいい仕事をしていますね。特に最後のやまねこさんの話が好きです。2012/10/30
いろ
18
怖い夢を食べるバクさん,ある晩,山猫さんが寂しい夢を見ているのに遭遇し…というお話。バクが夢を食べる場面は,夢を表わす吹出しにかぶりつくのではなく,怖い元凶のお化けに直接かぶりついて食べるので,怖い夢の主人公になりきって読んでると「目の前で頭から食べられ血を流す…などグロテスクな光景を見てしまい,かえってトラウマになるのでは;」とか余計な想像を膨らます母(私)w 6歳男児は怖い夢を退治してくれたり,シャボン玉で解決したり,心強く温かいファンタジーをかなり気に入っていた。家や部屋の絵の小物使いが楽しい♪2014/04/17