目次
第1章 どん底で息をし、どん底で眠っていた。「カネ」がないってつまりはそういうことだった。
第2章 自分で「カネ」を稼ぐということは、自由を手に入れるということだった。
第3章 ギャンブル、為替、そして借金。「カネ」を失うことで見えてくるもの。
第4章 自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。
第5章 外に出て行くこと。「カネ」の向こう側へ行こうとすること。
著者等紹介
西原理恵子[サイバラリエコ]
1964年、高知県出身。武蔵野美術大学卒業。大学在学中に『週刊ヤングサンデー』にて『ちくろ幼稚園』を連載、漫画家としてデビュー。実体験に基づいたギャグと毒舌に満ちた作風で「無頼派」と評される一方、叙情的な“大人たちに贈る童話”を描き続ける。主な著書に『ぼくんち』(小学館/文藝春秋漫画賞)『毎日かあさん』(毎日新聞社/文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞・手塚治虫文化賞短編賞)等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gotomegu
5
再読。元々の本を読んで、売って、また読みたくなって手に入れた。稼ぐってどういうこと?散財するってどういうこと?貧乏ってどういうこと?が書かれている。切実だからこそ、いろんな人に読んでほしい。わたしは子供のころ、新聞配達をしていたんだけど20件を毎日配って月に2000円だった。自分としてはその経験が今の金銭感覚とつながっている。寒かったり雨だったりで辛い日も多かったけど、やってよかったと今でも思ってる。子供のころに肌でお金を感じる経験をすると、労力に見合った価値のものにしか使いたくない。それは今も変わらず。2017/04/11
二階堂聖
5
漫画家西原理恵子がお金について、働くことについて、自分の半生を軸に語ってみたという本。 高校生に読んでほしい本ベスト3に入る。 子ども向け(使われている漢字からして小中学生?)に書かれているが、大人が読んでも得るものは多いと思う。でも、ひらがなと句点が多いので読み進めることがちょっと苦痛かもしれない。 働くことが生きることっていうのは個人的には違うとは思いつつも、久々にいい本を読んだ。 『働いていれば、人間、そんなにものごとを悪く考えたりはしないものよ。(P118)』2014/12/26
みゃーこ
5
西原氏の波乱万丈な人生とお金に対する逞しい価値観がつづられている。ヤンキ―の考え方っすね。2012/07/25
ひとみ
3
かなり前に読みましたが印象に残っていて再読。現実的で綺麗事じゃなくてとても勉強になりました。生まれた境遇から抜け出したくて自分の力で人生を切り開いて行ったんですね。底辺を知ってるから実際に役に立ちそうなことが多く、本音で語っていて、読んで良かったと思いました!2015/11/19
ゆきねこ
3
働くことの大切さ・ありがたさを本気で伝えています。2012/02/03