薬師〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903186351
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

目次

水元製薬のアジア戦略の拠点として、クアラルンプールにハーバル・ハウスを開設して十一年。岩崎画一は、次々と新しいハーブを開発、発信し、業界からも一目置かれる存在となっていた。しかし、順風満帆な仕事、妻と仲睦まじく暮らす田村健とは対照的に、画一の結婚生活は、二人の子どもに恵まれつつも破綻しかけていた。そんな折、画一は突然の熱波のごとき高熱に襲われ、生死の境をさまようことに…。舞台はクアラルンプールからビクトリア湖を抱くアフリカへ。使命を果たすべく、今、この瞬間を生きている画一を中心に、ひとつの世界が形づくられる。果たして新しい時代の扉は開かれるのか?人間の本質を問う、抗えない性の魔力と死の恐怖。人間の根源に迫る、壮大な世界観。驚愕の新人、ここに誕生。

著者等紹介

樫野直春[カシノナオハル]
本名、樫野直広。1960年、高田(現在の上越市)に生まれる。北海道大学農学部に学び、スキー部に所属しインカレにも出場。『薬師』が処女である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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