出版社内容情報
先発明主義を基調とした特異な性質を有する米国特許制度について平易に解説しております。
第二版では2004年~2008年までのMPEP改正点に修正を加え、最新の書になっております。
【第二版はしがき】
初版が発行されてから早いもので4年以上経過しました。この間、上下両院でも先願主義への移行を含む法改正案が審議されてきました。また、 2007年11月には継続出願実務を大きく変える規則改正が施行される予定でしたが、施行日前日に仮差止め命令が下され、2008年4月には規則無効を支持する判決がされました。米国の特許制度は変革の真っ只中で産みの苦しみを迎えているといえます。今後の制度改正により本書の記載が古くなってしまうことが危惧されますが、初版から時間も経過しており、絶版状態が長く続いていることから、なるべく早い時期に内容を刷新した方がよいとの勧めにより、改訂作業をさせていただくことになりました。このような機会を与えていただいた株式会社エイバックズーム 堀部茂遠社長に、この場をお借りして感謝申し上げます。
2008年8月 丸島 敏一
目次
序章 米国特許制度概要
第1章 出願時の書類/手続
第2章 出願の種類
第3章 出願に関する手続
第4章 特許要件
第5章 審査手続
第6章 審判/インターフェアレンス
第7章 特許の発行
第8章 特許の侵害
著者等紹介
丸島敏一[マルシマトシカズ]
丸島国際特許事務所、弁理士
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