出版社内容情報
教会から追われる身となったスパイラルチルドレンたちは、自分たちの証を刻み込もうと、無差別虐殺を開始する。
内容説明
大好きな仲間であったフラムがパーティからいなくなったことを後悔しつづける勇者キリルは、賢者であるジーンがフラムに行った悪辣な所行、そして螺旋が蠢くマリアの姿を目撃し、絶叫とともに城を抜け出し街へと飛び出してしまった。そして行く当てもなく彷徨った先でミュートと名乗る少女に出会う。その邂逅はさらに悲劇へと物語を加速させる。そして王都は混沌のバースデイを迎えるのであった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ささきち
12
表紙のキリルが綺麗かっこいいと口絵のフラムとの笑顔で仲直りできたんだな〜という思いとこれは百合不倫?という修羅場を想像しながら始まる4巻。今回はキマイラの話かと思っていたがチルドレン編の完結…ネクトがやっと人として生きようとしてマザーから別れ他の第二世代を助けようとする。他の子も戦いながらもネクトの願いから連れて行かれ手術を受けるんだけどさ…なんというか切ない?それでも命の使い方とすれば3人としては納得いく使い方をしたのだとはわかるけどここまで頑張ってきたネクトにはちょっと辛いよねって考えちゃうんだ。 2020/04/26
kuniyoshi.kouji
2
ぇ、ネクト?ブレイブしました。ブレイブ強いです。ミルキットが非戦闘員のまま進んできているのがいいと思いますが、勇者がライバルになっちゃったら、どうしましょう。2020/08/02
木花咲耶
0
メタ的な感想はあまりしたくないのですが、なんというか登場するキャラクターを大事にしすぎる感じがあります。大事にし過ぎて死んでる描写であっさりと生き残ったりするとそれ以降の描写が薄っぺらく感じられて拍子抜けすることがあるので程々がいいです。どうせ死なないんだろ、みたいな作り話めいてきてます。敵も味方も敵ボスもそんな感じなので予想通りの結末に向かって長い回り道してる印象でした。描写が細やかと言えなくも無いですが冗長に近い気配があるので場合によっては次巻以降はストーリーだけ追って斜め読みしそう。2020/07/25