吾輩は日本作家である

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894349827
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

「世界文学」の旗手による必読の一冊!
「寿司はお好きですか?――いや。」
編集者に督促され、訪れたこともない国名を掲げた新作の構想を口走った「私」
のもとに、次々と引き寄せられる「日本」との関わり――国籍や文学ジャンルを
越境し、しなやかでユーモアあふれる箴言に満ちた作品で読者を魅了する著者の、
アイデンティティの根源を問う話題作。昨年アカデミー・フランセーズに選出さ
れ、今、世界的に注目を集める作家の最新邦訳。

「私の嫌いなものがまた出てきた。本物主義というやつだ。
 本物のレストラン、本物の人たち、本格的なもの、
 本当の人生なんて、これ以上の偽物はない。
 人生は、もっと違う場所にある。」(本書より)

【著者紹介】
Dany Laferriere1953 年,ポルトープランス(ハイチ)生。『プチ・サムディ・ソワール』紙の文化欄を担当していた76 年,モントリオール(カナダ)に移住。85 年,『ニグロと疲れないでセックスする方法』(邦訳藤原書店)で作家デビュー(89 年カナダで映画化。邦題『間違いだらけの恋愛講座』)。90 年代にはマイアミに居を移し,『コーヒーの香り』(91 年),『終わりなき午後の魅惑』(97 年)などを発表。2002 年よりモントリオールに戻り,本書『吾輩は日本作家である』(08 年)の後,『帰還の謎』(09 年,邦訳藤原書店)をケベックとフランスで同時刊行し,モントリオールで書籍大賞,フランスでメディシス賞受賞。2010 年のハイチ地震に遭遇した体験を綴る『ハイチ震災日記』(09 年,邦訳藤原書店)を発表。

内容説明

編集者に督促され、訪れたこともない国名を掲げた新作の構想を口走った「私」のもとに、次々と引き寄せられる「日本」との関わり―国籍や文学ジャンルを越境し、しなやかでユーモアあふれる箴言に満ちた作品で読者を魅了する著者の、アイデンティティの根源を問う話題作。昨年アカデミー・フランセーズに選出され、今、世界的に注目を集める作家の最新邦訳。

著者等紹介

ラフェリエール,ダニー[ラフェリエール,ダニー] [Laferri`ere,Dany]
1953年、ハイチ・ポルトープランス生まれ。小説家。4歳の時に父親の政治亡命に伴い、危険を感じた母親によってプチゴアーヴの祖母の家に送られる。若くしてジャーナリズムの世界に入るも、23歳の時に同僚が独裁政権に殺害されたため、カナダ・モントリオールに亡命。1985年、処女作である『ニグロと疲れないでセックスする方法』(邦訳藤原書店)で話題を呼ぶ(89年に映画化。邦題『間違いだらけの恋愛講座』)。90年代はマイアミで創作活動。2002年より再びモントリオール在住

立花英裕[タチバナヒデヒロ]
1949年生。フランス語圏文学。早稲田大学教授。2009年、ケベック州政府からアメリカ地域フランコフォン功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

詩歌

12
警官のパワハラ(セクハラ)にじっと耐えるシーン、映画やドラマでよく見かけるけど内心描写は初めて。こういう時「白人文化の普通」に晒されてきたんだと実感する。見え隠れする粘着質な日本的なものと、驚くほどはっきり感じられる漂泊する芭蕉と著者。片仮名表記されることで非日本的なモノになった名前達。著者の周囲で聞こえた出来事は多分本当に起こった事なんだろうけど、奇妙なほど現実味が感じられ無い。著者曰わく「私についての本」だからだろう。題名は衝撃性も著者自身のモノで、言葉自身には意味はない。2014/10/18

きゅー

10
『奥の細道』というあまりにもクラシカルな日本の文学作品を導入として物語が始まるが、リアルな日本はまったく追求されることなく、彼のイマジネーション上の日本と日本人が俎上にあげられる。しかし実際には、題材は日本ではなく、彼自身の生き様だ。現実の日本(日本人)を描くのではなく、いわゆる西欧諸国における「日本」観をデフォルメして、題材としている。人を喰ったような作品であり、滑稽な部分も多々あるが、その滑稽さが作品の肝でもある。2021/12/15

GO-FEET

2
★★★☆2015/02/10

ハルトライ

2
世界的に日本のカルチャーが流行している中で、日本を批評すれば当然、世界のカルチャーへの批評になるわけで、ここに眼をつけるとは、ものすごく鋭い。そして、なにより、日本に対する分析と評価の的確さ。過剰に礼賛するでもなく、貶すでもなく、本当に真っ直ぐ日本を見つめている。それは、作中の登場人物の行動、言動を見てもよく分かる。日本人ではない作者が「日本作家」になろうとすることも、一つの批評であり、ここから"では、国を取っぱらった上での、その人のアイデンティティとはなんなんだ"という問いまで浮かび上がってくる。2014/10/22

若布酒まちゃひこ/びんた

1
じぶんの属するカテゴリに頼るのはよくないとわかりつつ、やっぱりそれに縋ってしまうことって多い。コミカルさはもちろん、いろんな角度から「たのしい」小説です。2015/02/08

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