新渡戸稲造 1862‐1933―我、太平洋の橋とならん

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  • サイズ B6判/ページ数 529p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894348677
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

37歳の時、『武士道』で国際的に名を馳せ、その後も一高校長として南原繁、矢内原忠雄、河合栄治郎ら多くの俊英を輩出するなど教育の分野でも偉大な事績を残す。国際連盟事務次長としてはユネスコにつながる仕事、帰国後は世界平和の実現に心血を注いだ。戦前を代表する第一級の教養人であり、“真の国際人”新渡戸稲造の全体像を初めて描いた画期的評伝。

目次

第1部 刀を捨てたサムライ
第2部 開拓者精神
第3部 辺境からの挑戦
第4部 人格主義の教育者
第5部 文明の伝播としての植民思想家
第6部 国際理解と平和の伝道者
第7部 インターナショナル・ナショナリスト
第8部 残照

著者等紹介

草原克豪[クサハラカツヒデ]
1941年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。1967年から1997年まで文部省に勤務、その間にユネスコ本部に出向。1997年から2009年まで拓殖大学北海道短期大学学長兼拓殖大学副学長。現在は拓殖大学名誉教授、日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)委員、公益財団法人二十一世紀文化学術財団理事長。元日本ユネスコ国内委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金目

5
活躍分野が広くていまいちピンと来ていなかった、地元の偉人・新渡戸稲造の生涯についてお勉強。良き国際人として愛され、活躍できたのは、何よりも日本人として生きたからなのだということがよく分かった。「武士道」の執筆はその一環みたいなものだったのね。彼の提示した社交性というのは国際社会で誠に大事なものだし、いまだに日本人が身に付けられていないのではないだろうか。関わった人物では後藤新平、佐藤昌介、太田時敏、河合道などが気になったので、これから是非調べてみたい2019/02/13

Tetsuto

3
大人向けの新渡戸稲造の伝記。とにかく詳しいです。新渡戸が単なる平和主義者だったのではなく、天皇を慕い、国を憂うインターナショナルなナショナリストだったことを明らかにしていく。著者の草原さんは拓殖大学副学長を務めた方。ダンディな紳士です。カッコイイ。2012/10/15

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