入門・世界システム分析

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入門・世界システム分析

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894345386
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0030

出版社内容情報

社会科学を切り拓く方法として提唱された「世界システム論」。その創始者がみずから、その総体として位置づける。

内容説明

自然科学/人文科学、保守/リベラル/急進主義など、我々が前提する認識枠組みをその成立から問い直し、新たな知を開拓してきた「世界システム論」。その誕生から、分析ツール、そして可能性を、初めて総体として描く。明快な「用語解説」と、関連基本文献を網羅した「ブックガイド」を収録した待望の書。

目次

はじめに―まさにそのなかで生きている世界を理解するということ
1 世界システム分析の史的起源―社会科学の諸ディシプリンから史的社会科学へ
2 資本主義世界=経済としての近代世界システム―生産、剰余価値、両極化
3 国家システムの勃興―主権的国民国家、植民地、国家間システム
4 ジオカルチュアの創造―イデオロギー、社会運動、社会科学
5 危機にある近代世界システム―分岐、カオス、そして選択

著者等紹介

ウォーラーステイン,イマニュエル[ウォーラーステイン,イマニュエル][Wallerstein,Immanuel]
1930年生。ビンガムトン大学フェルナン・ブローデル経済・史的システム・文明研究センター所長。イェール大学シニア・リサーチ・スカラー。1994‐98年、国際社会学会会長。1993‐95年には社会科学改革グルベンキアン委員会を主宰、そこで交わされた討論リポートを『社会科学をひらく』(邦訳1996年、藤原書店)としてまとめた。世界システムの理論構築の草分けとして知られ、『近代世界システム』全3巻の著作は著名

山下範久[ヤマシタノリヒサ]
1971年大阪府生。ビンガムトン大学社会学部大学院にてウォーラーステインに師事、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院文学研究科助教授(歴史文化論講座)。専攻・世界システム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kazuo

6
世界の「あり方(貴族制や民主制等)」を「システム」と捉えて、その変化を「歴史」を重視し分析を進めていく。近代世界システムの三つの転換期を、①長い16世紀、②1789年フランス革命、③1968年世界革命とする。19世紀には、「科学者は、善と美の追求を人文学者に譲り渡した。また人文学者は、真の追求に対する支配を、科学者に譲った。」としているが、これは重要。それ以降は科学者は倫理無しに研究していることになる(DNA、原発、食料等)。我々はもう一度、「科学」と「真善美」を、結び直さなければならないのではないのか。2016/01/23

こややし

2
80年代前半、川勝平太さんの経済史のゼミでは、まだ1巻しか出ていなかった(はずの)ウォーラーステイン『近代世界システムⅠ』が必読書に指定されていて、読むには読んだが、しかし、こういう壮大でそれなりに一貫したパースペクティブを打ち出す人とは思わなかった。自分が読んできた日本の一部批評家の皆さんにも、影響与えてるんじゃないかと思いつつ読了。2017/03/22

Keisuke Hosoi

2
ウォラーステイン自身による概説書。資本の自己増殖は技術革新によるが、同時に独占を必要とし、独占は国家により保護される。しかし徐々に独占が破られ、利潤率が逓減するため、低い利潤率でも生産可能な低賃金である半周辺→周辺へと生産国が変わっていく。しかし、アフリカを最後にやがて全世界が資本主義の生産網に巻き込まれ、低賃金労働力が枯渇する。結果、ウォラーステインは近代資本主義システムが変化するとみている。が、個人的にイノベーション(技術革新と新サービスの考案)が経済を拡大する余地ももっと吟味するべきだと思う。2012/09/29

ゆうちゃん

1
世界は複雑であるが本書の考え方で見ると、現代の物事の成り立ち方がシンプルに立ち現れてくる。ここまでの正確な分析をできるウォーラーステイントイウヒトハ無茶苦茶、頭が良い人なのだろうと見受けられる。2022/10/30

numainu

1
評価C2020/07/04

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