感性としての日本思想―ひとつの丸山真男批判

感性としての日本思想―ひとつの丸山真男批判

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894343108
  • NDC分類 121
  • Cコード C1010

内容説明

津田左右吉、丸山真男など、従来の近代主義的日本思想史観を乗り越え、古代から現代まで無意識、身体レベルに一貫して存在してきた日本の思想、美意識、感性の本質に迫る画期的な日本論。

目次

序章 日本の思想
第1章 日本の思考体系
第2章 日本の美学
第3章 日本のマツリゴト
第4章 日本の近代化
終章 日本の思想とグローバリゼーション

著者等紹介

北沢方邦[キタザワマサクニ]
1929年静岡県生まれ。信州大学名誉教授。専攻は構造人類学、科学認識論、音楽社会学
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感想・レビュー

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バビレマ黄色い手

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北沢は、近代的歴史観に基づいて日本の思想を論じた丸山眞男を批判し、日本人性の根源にある思想がモノノアハレとハフリを座標軸とする≪感性としての思想≫であることを身体性と理性とを媒介する記号概念によって明らかにする。また、この思想が有する≪普遍的なまなざし≫という特性は、近代の知を超克し身体性の回復を実現させるという。母性原理/父性原理といった記号の対称を用いた社会統合原理の説明は頷けるが、日本人の深層には感性の思想がありそれこそが近代の知を超克するという結論はナイーブであり非論理的なものである。2017/02/01

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