内容説明
詩や絵画、気象・風土・地理・季節感、移動速度や旅行の流行様式など、あらゆる観点から「風景の中の人間」を検証。自然環境・景観保護運動のありかたに対する斬新な問題提起。
目次
第1章 いかにして空間は風景になるか
第2章 さまざまな影響にさらされる風景
第3章 空間をめぐる行動様式
第4章 風景と大気現象
第5章 人間と風景の保存
著者等紹介
コルバン,アラン[コルバン,アラン][Corbin,Alain]
1936年、フランスのオルヌ県に生れる。カーン大学卒業後、歴史の教授資格取得(1959年)。リモージュのリセで教えた後、トゥールのフランソワ・ラブレー大学教授として現代史を担当(1972‐1986)。1987年よりパリ第一(パンテオン=ソルボンヌ)大学教授として、モーリス・アギュロンの跡を継いで19世紀史の講座を担当
小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。パリ第4大学新制度文学博士。東京大学大学院博士課程中退。現在、東京都立大学人文学部助教授。専攻は近代フランスの文学と文化史。著書『19世紀フランス 夢と創造』(1995年、渋沢クローデル賞受賞、人文書院)など
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