内容説明
類書にない奥行と幅広さで、論文の準備から完成までを具体的・実践的に示す。オンライン情報の学術利用の一般化にあわせ全面改訂。
目次
序章 学術論文とは何か
第1章 論文への出発
第2章 資料の蒐集と記録
第3章 論文の構成と体裁
第4章 論文の文章
第5章 論文の注
第6章 原稿の作成
第7章 小論文の要領
著者等紹介
斉藤孝[サイトウタカシ]
1928年東京に生まれる。1953年東京大学文学部西洋史学科卒業。学習院大学名誉教授。社会学博士
西岡達裕[ニシオカタツヒロ]
1966年名古屋に生まれる。1990年学習院大学法学部政治学科卒業。桜美林大学助教授。政治学博士
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H.Hiro
1
素晴らしい。古典的名著。2019/01/24
有智 麻耶
0
2015年度から、私が通う大学でも研究の基本やレポート・論文の書き方についての授業が複数開講された。カリキュラムの違いから私がその授業を受けることはなかったが、大学生に大学での学びの在り方を教えることは必要だと感じる。本書は、論文を書き始める前の段階から書かれており、1〜3年生が読んでも充分ためになる。現時点での自分に必要なのは序章〜第2章で、特に資料の集め方や整理の仕方が参考になった。巻末の付録にもお世話になる時が来るかもしれない。2016/04/10
Kana Miki
0
大学時代にこんなことを教えてくれる教授と出会いたかったなぁ。情熱と図書館に通いつめる精神力だけは誰にも負けないつもりだったけれど。2016/03/30
れ
0
〈流〉◎2016/01/22
蝉海
0
タイトルの通り、学術論文――もっぱら卒業論文を執筆するに当たって、基本的なルールを説明している。その作成技法は多岐・仔細に渡っており、「かゆいところに手が届く」という形容が適切だ。単純に読み物としても十分面白い。学生必読の一書。2014/10/10