えほんのせかい こどものせかい

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  • サイズ B6判/ページ数 211/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784888881258
  • NDC分類 019.5

内容説明

この本は、もともと読書の入門期にある幼いお子さんをおもちのお母さん方に向けて書かれたものです。今回新たに単行本にするにあたり、読み聞かせの手引きや、絵本のリストを加えました。これによって、お母さんだけでなく、保育者や、小学校の先生、図書館員にも、役立てていただけるものになったと思います。子どもに本のたのしみをと願うすべての大人の出発点となる本です。

目次

子どもを本の世界へ招きいれるために
新しい経験としてのおはなし
グループの子どもたちに絵本を読み聞かせるために
グループでの読み聞かせにおすすめしたい絵本のリスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さいたまのたぬき

78
たくさんの子供たちを絵本の世界に招いた松岡さんならでは の絵本への招き方は参考になる。 絵本の効果をすぐに求めないということにも何度も触れており 子供がまっすぐに絵本のなかに入ることをよしとしています。 1987年の初版ですが 今でも流通する絵本たちがたくさん取り上げられており どのような絵本が良いのか迷っているかたにはとても参考になる。 残念ながらもう今ではない本もある。 後半は少人数向けの読み聞かせ向けの絵本が たくさん紹介されておりボランティアなどをされている方は 読んでみるのもよさそうです。2015/12/17

る*る*る

38
久しぶりにうちにある本を再読。来月、東京こども図書館職員の講座研修に行ってきます。その宿題の一冊✳︎絵本の読み聞かせすることがほぼ無くなった私ですが、読みたくなるなぁ〜!2017/10/19

しぃ

37
絵本について、子どもの目線ということを教えてくれます。絵本があふれる現代。松岡さんのいう、幼い子の本来の興味や理解可能なテーマから外れるものを、見かけだけやさしくして絵本にもちこんだ絵本は本当に多い。お母さんが死んじゃうやつとか、そんなものを子どもに体験させて何がしたいのか。「そういう作家は、活動分野を、子どもの本以外に求めるべきでしょう」指摘に首を縦にがんがん振りたくなります。2021/10/10

☆ぴよこ☆  「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」

32
絵本をどう薦めたらいいのか、どう選ぶか、どう読み聞かせるか。絵本についてのたくさんのことをこの本から教わりました。そして巻末のおすすめの書評は、選書にとても役立ちます。覚えておきたいことに付箋を付けると、たちまち付箋だらけになりました。 読み聞かせで悩んでる人はぜひ読んでみたらいいと思う。この本を下さったNさんに感謝します2014/02/13

ほんわか・かめ

29
絵や文章を合わせて考え、及第点の取れている絵本がどのようなものかが分った気がした。特に文章!⦿「豪華な広間」→「床も壁も金でできていた」⦿「質素に暮らす」→「麻の着物を着て、とうもろこしのパンを食べていた」⦿「悲しんでいた」→「泣いていた」⦿「こわいものなしのトラ」→「森のけものは誰でもトラを見ると急いで隠れた」 経験の浅い子ども向けだからこそ、常に外から見る、形で捉えて描くというという点に目からウロコでした。松岡享子さんが手がけられた作品が子どもの心を捉えるのは、このような視点が含まれていたんだなぁ。2022/03/05

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