出版社内容情報
芸術系大学と市民・地域産業・公共団体の連携。文化資源を活用し地域の発展を考える
芸術系大学と地域のコラボレーションによる地方創生。
いま全国各地で、文化の創造性を地域発展の原動力とする取り組みが試みられている。
東京藝術大学における「取手アートプロジェクト」。
同じく東京藝術大学と東京都東部地域製造業との連携により新製品開発をめざす取り組み。
金沢美術工芸大学と鯖江市の眼鏡産業の連携。
京都市における芸術系大学と小中学校、地域との連携事例。
本書は、芸術系大学が市民・地域産業・公共団体との連携、協働のなかで、新しい時代の地域イノベーションを生み出している事例に着目。市民の芸術への関心や多様な文化資源を活用し地域の新たな発展を考える最新刊。
第1章 わが国の芸術系大学と地域連携
第2章 市民による文化の創造的享受と芸術系大学 東京藝術大学と取手アートプロジェクト
第3章 大都市圏ものづくり産業の振興と芸術系大学 東京藝術大学とTASKプロジェクト
第4章 グローバル化のもとでの地場産業と芸術系大学 金沢美術工芸大学と鯖江市眼鏡産業
第5章 「京都芸術教育コンソーシアム」と芸術系大学
第6章 芸術系大学と市民の創造的協働-その成果
第7章 文化の創造性を源泉とする地域イノベーションの発展に向けて
【著者紹介】
大阪市立大学大学院創造都市研究科客員研究員。奈良県斑鳩町参与(地方創生担当)。1950 年生まれ。博士(創造都市)。京都大学経済学部卒業後大阪府庁入庁。堺市文化振興室長、府商工振興室長、大阪府中小企業診断協会事務局長などを経て現職。著書に『創造農村』(共著)。論文に「地域ものづくり産業の振興と芸術系大学の役割」「産業振興と道州制-基本的視点」など。
内容説明
芸術系大学が市民・地域産業・公共団体との連携・協働から、新しい時代の地域イノベーションを生み出している。東京藝術大学、金沢美術工芸大学、京都市立芸術大学、京都造形芸術大学などの事例を丹念に取材した労作。
目次
第1章 わが国の芸術系大学と地域連携
第2章 市民による文化の創造的享受と芸術系大学―東京藝術大学と取手アートプロジェクト
第3章 大都市圏ものづくり産業の振興と芸術系大学―東京芸術大学とTASKプロジェクト
第4章 グローバル化のもとでの地場産業と芸術系大学―金沢美術工芸大学と鯖江市眼鏡産業
第5章 「京都芸術教育コンソーシアム」と芸術系大学―子どもたちの「生きる力」と伝統文化を育む
第6章 芸術系大学と市民の創造的協働―その成果
第7章 文化の創造性を源泉とする地域イノベーションの発展に向けて―政策課題と展望
著者等紹介
本田洋一[ホンダヨウイチ]
奈良県斑鳩町参与(地方創生担当)。大阪市立大学大学院創造都市研究科客員研究員。1950年生まれ。博士(創造都市)。京都大学経済学部卒業後大阪府庁入庁、産業、文化、保健医療政策等に従事。堺市文化振興室長、府商工振興室長、府立母子保健総合医療センター事務局長、大阪人間科学大学事務局長、大阪府中小企業診断協会事務局長等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁