出版社内容情報
アーツマネジメントとは何か。その特色は何で、どのような領域にわたり、それらはどのような体系や考え方の下にあり、いかなる分類が可能なのか。また担い手たちにはどのような資質や能力が要求されているのか。
芸術を仕事にすること。芸術を社会に意味ある活動として伝えること。アーティストの社会的地位の確立と持続可能な活動。アーツマネジメントはそれだけでなくワークショップにアウトリーチ、資金調達と鑑賞者開拓、非営利事業のマーケティング戦略や芸術団運営手法。すべてアーツマネジメントという活動であり、その理論である。
本書はアーツマネジメント教育における工夫などを交え、近年の具体的事例などを紹介し、アーツマネジメント学の到達点とこれからの課題を摘出した最新刊。
【著者紹介】
1955年大阪市生まれ。京都橘大学現代ビジネス学部教授。東京大学法学部卒業後23年間自治省に勤務し、ふるさと創生や財団法人地域創造の創設など自治体経営の企画財政・芸術文化分野を担当。退職後は教員として、関西圏芸術の紹介、地域芸術環境の研究に従事。著書に『アーツマネジメントみち』(晃洋書房)、『地域文化・情報化戦略』(ぎょうせい)など。
内容説明
芸術営と芸営学―それはアーツマネジメントを支える両輪。アーツマネジメントの理論的な体系化、それらの体系を踏まえての新しい実践課題となる体系の拡張の、2つの意図をもって論述する。
目次
序章 アーツマネジメントの日本導入からいままでの実践と教育・伝習の試み
第1章 アーツマネジメント研究における到達点
第2章 アーツマネジメントすなわち芸術営とは何か
第3章 芸術営の分類論とそれぞれの特質研究
第4章 芸術営の具体的展開(1)―限界芸術概念の導入
第5章 芸術営の具体的展開(2)―芸術・芸術営の新たな分類論とアウトサイダーライブ
第6章 芸術営の具体的展開(3)―続アウトサイダーライブ論・限界芸術と交響する社会
終章 未来の芸営者と芸営学のために
著者等紹介
小暮宣雄[コグレノブオ]
1955年大阪市生まれ。京都橘大学現代ビジネス学部教授。東京大学法学部卒業後23年間自治省に勤務し、ふるさと創生や財団法人地域創造の創設など自治体経営の企画財政・芸術文化分野を担当。退職後は教員として、関西圏芸術の紹介、地域芸術環境の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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