出版社内容情報
睡眠・覚醒やホルモン分泌などにみられる約24時間周期のリズム“サーカディアンリズム”について最新の知識・情報を丁寧に解説。人は通常、朝に目覚め、夜に眠るなど、地球の昼夜変化に合わせた生活を営んでいる。この地球の自転周期に合った約24時間周期のリズム“サーカディアンリズム”は睡眠・覚醒のほか、血圧や神経活動、ホルモン分泌などにもみられ、生命活動を営むうえで重要な役割を担っている。
サーカディアンリズム睡眠・覚醒障害により、睡眠・覚醒リズムが、ほかの生体リズムや昼夜の環境変化からずれてしまうと、不眠や日中の眠気などの心身の不調が起こり、さらには不登校や重大な事故を引き起こす可能性もある。
本書はサーカディアンリズム発振のメカニズムや、サーカディアンリズム睡眠・覚醒障害の検査・治療、さらにはサーカディアンリズムを利用した時間治療までを網羅している。最新の知識・情報を「サーカディアンリズム」と「睡眠」のエキスパートが丁寧に解説した。
千葉 茂［チバシゲル］
編集
本間 研一［ホンマケンイチ］
編集
目次
第１部 ベーシックリサーチ（概日時計と睡眠・覚醒リズム；サーカディアンリズム睡眠・覚醒障害の中枢神経機構）
第２部 クリニカルリサーチ（現代社会と睡眠；診断・治療をめぐって；サーカディアンリズム睡眠・覚醒障害の疫学；サーカディアンリズム睡眠・覚醒障害の各病型；サーカディアンリズム睡眠・覚醒障害と精神疾患；子どものサーカディアンリズムと睡眠；高齢者のサーカディアンリズムと睡眠；サーカディアンリズムと身体疾患）
著者等紹介
千葉茂［チバシゲル］
１９７９年旭川医科大学医学部医学科卒業。１９８４年旭川医科大学大学院医学研究科修了。旭川医科大学医学部助手。１９８７年旭川医科大学医学部附属病院講師。１９８９年旭川医科大学医学部精神医学講座講師。１９９３年旭川医科大学医学部精神医学講座助教授。１９９７年旭川医科大学医学部精神医学講座教授
本間研一［ホンマケンイチ］
１９７１年北海道大学医学部医学科卒業。１９７７年北海道大学大学院医学研究科修了。北海道大学医学部助手。１９７８年西独マックスプランク研究所（ゲッチンゲン生物物理化学研究所）客員研究員を兼任。１９８０年北海道大学医学部生理学講座講師。１９８２年北海道大学医学部生理学講座助教授。１９９２年北海道大学医学部生理学講座教授。２０１２年北海道大学名誉教授。医療法人社団慶愛会札幌花園病院理事長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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