内容説明
作る人にも、使う人にもある生活道具にまつわる「物語」の数々。
目次
深澤直人さんに聞く 民藝と工芸とデザインを平らかにする
堀井和子さん もの選びの目はわが家の食卓の上で磨かれる
大西静二さん 「大人のままごと遊び」で、生活の質を育む
皆川明さん 使う人が思いを重ねる、足し算の可能性
フォトクリップ「生活工芸」の町・高松を訪ねて 瀬戸内の海と島と街には、境界線がなかった。
“桜製作所”会長 永見眞一さんに聞く 高松に芽吹いたものづくりの心と“桜製作所”の歩み
鼎談 生活思想の地図を広げて
生活工芸五つのかたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
70
生活工芸品を紹介した本。巻頭エッセイは川上弘美さんで今まで使っていた器は「気持ちのいい風にふかれているよう」と。堀井和子さんは「最後までピカピカで表情が変わらないよりも、変化していく先もちょっと楽しみになるものが好きですね」と、工芸品にたいしてどちらも自然な姿勢が好ましい。大西清二さんの「アルミの弁当箱を物入れとして溶接するなどしてつくってもらった手帳」は徹底した性格が現れていて、良い意味で職人さん!サクラ製作所の椅子は一度座ってみたいと思わせる。末尾に『生活工芸を考えるブックリスト』があって参考になる。2020/08/01
rooneytom
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鞍田崇×三谷龍二×石倉敏明の鼎談がよかった。2015/06/05
Naomi Akira
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「政治も芸術も究極のところは同一のもので いずれも人々の心を豊かにするために捧げるべきものである」こんな言葉を残した知事がいたなんて。うどん県もいいけど こっちの方がずっといい。香川県のイメージが変わりました。香川を思う希望、関わる人々の英知が結集された空間でなければならない、とされた県庁舎。行ってみたいな。こういう税金の使われ方っていいなぁ。 2014/09/12
0422
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いい。2014/03/29