出版社内容情報
"urbanization(都市化)""immunology(免疫学)""neutron(中性子)など、現代英語を読み解くための膨大なボキャブラリー約6000語を、自然科学、人文科学、社会科学、医学など30の分野にわたって収録した語彙集。「英→和」「和→英」どちらからも検索できる索引付き。
※【WordPedia】とは、""word(単語)""+""encyclopedia(百科事典)""を表す造語です。"
はじめに
分野を問わず読みこなせる高度な英語の語彙力がほしい。しかし、どのような語彙をどれくらい覚えれば「過不足なく」読めるのでしょうか?「試験用」とか「ビジネス用」とか、そんな目先の目的ではなく、もっと網羅的な語彙集はないのでしょうか?ただし、分厚くて、いつ使うかわからない高度な専門語ばかり延々と続いているのもイヤ。
こんな悩みをズバリ解決する画期的な「道具」が本書です。弱点分野をすべて補強し、これ一冊で各分野の語彙をネイティブに迫るくらいまで一気に押し上げます。こんなことを言えるのは徹底的な市場調査を行ったからです。まず分野・項目設定では、英米の大学のコースや百科事典、各種メディアを調べ、日常の情報収集で必要と考えられる項目はすべて含めました。
収録語彙に関しても万全を期しました。基本方針は次のとおりです。
1.教養ある英米人なら知っていると思われる語彙はできるだけ収録する。
2.高度に専門的で、その分野に従事する人しか使わないような語彙は除く。
3.分野分けしにくい一般動詞、形容詞などは基本的には収録しない。
この3点を徹底するため、執筆に要した1年間は他の仕事をすべて休い分野から読み始めましょう。
最後に、コーパスの提供と参考書籍の紹介、ならびに多くの語彙の追加にご尽力いただいた(株)語研の奥村民夫氏とDr. Ursula Potterにこの場を借りてお礼申し上げます。
2005年5月
成田修司