日中戦争全史〈下〉日中全面戦争からアジア太平洋戦争敗戦まで

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784874986257
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

内容説明

日中全面戦争とは何だったのか。100万の日本軍が送り込まれた中国戦場で何が行われたのか―日本人の欠落した歴史認識を埋める、日中戦争とアジア太平洋戦争の全体像を描いた労作!

目次

5 日中戦争はどのような戦争だったのか(1)国民政府「潰滅」をめざした大作戦の展開―一九三八年(第一次近衛声明―ゴールなき泥沼戦争へ;徐州作戦―中国軍の捕捉殲滅作戦 ほか)
6 日中戦争はどのような戦争だったのか(2)南進・北進への衝動と勝利なき二つの戦場での戦い―一九三九~四〇年(海軍の海南島占領と南進基地化;関東軍のノモンハン戦争とその敗北 ほか)
7 日中戦争からアジア太平洋戦争開戦へ なぜ日本は対米開戦を選択したのか―一九四一年(日中戦争の行き詰まりと国策の奔放;「関特演」―対ソ戦発動準備 ほか)
8 日中戦争はどのような戦争だったのか(3)アジア太平洋戦争の総兵站基地化とその破綻―一九四二~四五年(アジア太平洋戦争に包摂された日中戦争;アジア太平洋戦争の総兵站基地化 ほか)
終章 日中戦争に敗れた日本(米軍上陸防衛態勢へシフト;ソ連の対日参戦に備えた防衛態勢 ほか)

著者等紹介

笠原十九司[カサハラトクシ]
1944年群馬県生まれ。最終学歴:東京教育大学大学院修士課程文学研究科東洋史学専攻中退。学位:学術博士(東京大学)。職位:都留文科大学名誉教授。専門分野:中国近現代史、日中関係史、東アジア国際関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

33
この下巻の価値は高い。高校日本史教科書をいくら読んでも、太平洋戦争開戦後の中国戦場については、「無意味な大陸打通作戦」との記述があるくらいで、その実相はほとんどつかめない。本書は、太平洋戦争後中国が日本の「補給後方」と位置づけられ、物資の収奪が行われた(ただし経済破綻のため目的達成には及ばなかった)こと、1942年の中国内のアメリカ航空基地掃討戦、細菌戦(中には日本兵だけが犠牲になった例も)、中国戦線で積極的に使われた毒ガス、民衆からの徴発や強制徴用など、戦略なき戦争の実態を余すところなく伝えている。2018/12/22

coolflat

23
日中戦争における海軍の役割と責任を究明、海軍善玉論を徹底的に排している。「海軍は陸軍に引きずられて太平洋戦争に突入した」のであり、海軍は本来「平和的・開明的・国際的」であったという俗説は、今も影響力を持っているが、歴史事実は逆で、海軍は米国に対する軍備・戦力を強化するため日中戦争を利用し、南進政策を主導し戦争を拡大したのである。本書を通して突きつけられたのは、東京裁判において死刑判決を受けたのは、文官であった広田弘毅を除いては、全て陸軍軍人であり、海軍軍人は誰も死刑判決を出さなかったという事実だ。苛立つ。2019/12/27

18
机上の空論であり大失敗したが、南進政策の後方補給のため、三光作戦等により収奪しつくされた中国。東京大空襲や広島長崎の日が来るたびにアメリカひどいというツイートは流れ、それはその通りであると思うのだけど、日本も海軍が重慶無差別爆撃を先にしてんだよな…。2年半の長期に渡り2万人以上が犠牲となる。ノモンハン事件の前に親日派のモンゴル人が全人口70万のうち25000人ロシアによって処刑されてたとか知らなかった。麦と兵隊の火野葦平が戦後は公職追放され、詰られ、自死してたのも知らなかった。誰かのせいにするのは簡単で。2024/02/21

Michael S.

14
この本の特徴の一つは、「陸軍の暴走」ととらえられがちな日中戦争への海軍の 積極的な関与について詳しいことだ。事変と称して宣戦布告もしていない国の首都を海軍は当時のハイテク兵器・航空戦力の実戦訓練として都市空爆し、無辜の市民を殺戮したのだ。その実績で多額の軍事予算を確保した。一方でメンツにこだわって勝算がないのに消極的にしか反対せず、ズルズルと日米開戦に傾いて行ってしまった。この主張には信憑性があると思う。オススメ。 2019/07/15

aeg55

4
日本がひこ起こした侵略戦争である日中戦争、その本質は、行き過ぎた資本主義、と言えるだろう 国家権力、軍事暴力を使い蒐集の限りを尽くした 民主主義を利用し民族主義を突き詰めたナチスドイツと同じファシズムではくくれない所がこの点だろう 陸軍海軍関東軍、そして数多の企業や民衆など、組織存続が主目的となり、そのための行動、"チャレンジ無罪"!そして、資本主義最大の発明である、法人組織による行動が、全ての責任を回避する事を可能にする 73年経った今、まさに同じ迷路に入り込んでいると言える2018/02/14

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