内容説明
太平洋戦争中、操縦教官として飛行訓練中に火災発生、訓練生を脱出させた後、自らは火だるまとなったが奇跡的に生還した海軍大尉。海軍兵学校を卒業、海軍将校として生きた道のりを振り返り、軍とは何か、戦争とは何かを語る。
目次
1 生い立ち・少年時代(記憶;父・正朔のこと ほか)
2 海軍兵学校時代(一号生徒と四号生徒;起床動作 ほか)
3 海軍将校・飛行教官時代(遠洋航海でパラオとアモイへ;山本五十六大将ににらまれた ほか)
4 戦後・民間航空時代(復員;火傷の後遺症 ほか)
終章 国定少佐の自決をめぐって(国定謙男・海軍少佐のこと;教官としての国定さん ほか)
著者等紹介
磯部利彦[イソベトシヒコ]
1920(大正9)年島根県松江市生まれ。38(昭和13)年4月、海軍兵学校入学(六九期)。41年3月、海軍兵学校を卒業。戦艦山城で遠洋航海の後、戦艦「陸奥」「大和」に乗り組む。41年11月から第三七期飛行学生となり、艦上攻撃機を専攻する。43年2月から、45年6月の空中火災事故を挟んで同年8月の敗戦まで霞ヶ浦海軍航空隊教官・第十航空艦隊司令部付きで航空乙参謀を務める。45年11月から翌46年7月まで、空母「鳳翔」に乗り組み、復員輸送に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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