目次
第1部 木・草・鳥・虫(「木・草・鳥・虫」と漢詩文―「木の花は」段の「梨の花」条を中心にして;「木の花は」段における「桐の木の花」条―李〓(きょう)の『桐』詩などにかかわって
「ほととぎす」を通してみた基調報告―の情―『古今和歌集』における「ほととぎす」の歌と比較して
「ほととぎす」を通してみた清少納言の情―漢詩文における「杜鵑」と比較して)
第2部 平安時代の夜の音の風景(「夜まさりするもの」段における「琴の声」―白居易の『清夜琴興』詩などを通して;清少納言の音・声への美意識―「しのびやか(に・なる)」をめぐって
「末摘花」巻における琴を「ほのかに掻き鳴らし」―『うつほ物語』の「俊蔭」巻と比較して
漢詩における「かすか(な)」音・声―白居易の『琵琶行』を中心にして)
第3部 定子サロンと漢詩文(清少納言の「答」―「自讃談」にかかわる章段を中心にして;漢詩文を「誦じる」朗詠の場面)
著者等紹介
李暁梅[リギョウバイ]
中国ハルビン市生まれ。2004年3月広島女学院大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了。博士(文学)学位を取得。2004年4月同大学総合研究所特別専任研究員。2006年3月上海同済大学外国語学院日本言語文学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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