内容説明
本書は、前著『作文教育における創構指導の研究』(1997)を展開させたものである。前著において、作文過程を、書く場の条件の発見と認識、創構過程、文章化過程、活用過程の4分節に措定した。本書では、文章化過程に焦点を当てて、書く場の条件がどのように文章化されていくかということについて、その内実を解明しようとした。
目次
序章 問題の所在と研究の目的及び方法
第1章 作文の構想過程指導に関する基礎的研究
第2章 作文の叙述過程指導に関する基礎的研究
第3章 作文教育における条件作文法の考究
第4章 作文における文章化過程指導の実践的検討
第5章 作文における文章化過程指導の臨床的実験的解明―高等学校1年の場合
研究の総括と課題
著者等紹介
大西道雄[オオニシミチオ]
昭和6年(1931年)7月、広島県に生まれる。昭和29年(1954年)3月、広島大学教育学部卒業。広島県立三原高等学校教諭・広島県立広島国泰寺高等学校教諭・広島県立教育センター指導主事を歴任。昭和56年(1981年)4月、福岡教育大学に移る。昭和58年(1983年)4月、福岡教育大学教授。昭和61年(1986年)4月より3年間、附属福岡小学校校長を併任。平成4年(1992年)3月より2年間、福岡教育大学附属学校部長を併任。平成7年(1995年)3月、福岡教育大学定年退官。平成7年(1995年)4月、安田女子大学教授。平成9年(1997年)3月、博士(教育学)号取得。平成12年(2000年)3月より2年間、安田女子大学大学院文学研究科日本語学・日本文学専攻専攻長。平成15年(2003年)3月、安田女子大学定年退職
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