内容説明
本書では、先史社会におけるサヌカイト利用について体系化をおこなう。序章では、旧石器時代~弥生時代の各時代のサヌカイト利用をめぐる研究史を振り返り問題の所在、研究の目的を明確にし、研究方法を示す。第1章~第3章では、各時代のサヌカイト利用の特徴を検討する。終章において通史的に各時代のサヌカイト利用を考察し、先史社会におけるサヌカイト利用の特徴を明らかにする。
目次
序章 先史社会におけるサヌカイト利用をめぐって(先史社会におけるサヌカイト利用をめぐって;サヌカイトとその原産地)
第1章 旧石器時代におけるサヌカイト利用(サヌカイト利用の開始;旧石器時代のサヌカイト原産地における石材採取と石器製作 ほか)
第2章 縄文時代におけるサヌカイト利用(縄文時代のサヌカイト原産地における石材採取と石器製作;縄文時代における石器製作技術の二者 ほか)
第3章 弥生時代におけるサヌカイト利用(弥生時代のサヌカイト原産地における石材採取と石器製作;弥生時代のサヌカイト石器原材をめぐって ほか)
終章 サヌカイトと先史社会の諸段階(旧石器時代;縄文時代 ほか)
著者等紹介
竹広文明[タケヒロフミアキ]
1960年広島県生まれ。1992年広島大学大学院文学研究科博士課程後期考古学専攻単位修得退学。島根大学汽水域研究センター助手、同助教授を経て、現在、広島大学大学院文学研究科助教授博士(文学)
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