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内容説明
人間魚雷、自殺の名所、産廃、ハンセン病、金山、隠れキリシタン、領土問題、毒ガス、津波、炭鉱…日本の多くの島々が、数奇な歴史と運命に翻弄された。その背景には必ず、国家を、民衆を、他人を自分の思い通りに操りたいと思う「力ある者」の身勝手な思惑があった。彼らの傲慢な思いは、辺境である「島」に、しばしば形になって現れる…。島をじっくり歩けば、日本の裏と側面が見えてくる。
目次
島を襲った大津波から四半世紀―奥尻島(北海道奥尻郡奥尻町)
歴史の隙間に消えた、偉人の足跡を探して―佐渡島(新潟県佐渡市)
三原山は「神の山」なのか?―伊豆大島(東京都大島町)
アートが覆う産廃の影―豊島(香川県小豆郡土庄町)、直島(香川県香川郡直島町)
療養所がある島―長島(岡山県瀬戸内市)、大島(香川県高松市)
戦争に翻弄された島々へ―ヒロシマ1 金輪島(広島県広島市南区)、大久野島(広島県竹原市)
地中で蠢く戦争の記憶と気配―ヒロシマ2 似島(広島県広島市南区)、江田島(広島県江田島市)
海に沈んだ若者を想う―大津島(山口県周南市)
キリシタン迫害の残像―久賀島(長崎県五島市)、生月島(長崎県平戸市)
黒いダイヤに振り回された島々―池島(長崎県長崎市)、伊王島(長崎県長崎市)
竹島にいちばん近い島―隠岐島後(島根県隠岐の島町)
僕らの知らない沖縄戦があった―津堅島(沖縄県うるま市)
著者等紹介
カベルナリア吉田[カベルナリアヨシダ]
1965年北海道生まれ。早稲田大学卒。読売新聞社ほかを経て2002年からフリー。沖縄と島を中心に全国を周り、紀行文を執筆している。沖縄、島関連の著書多数。早稲田大学社会人講座「実踏体感!沖縄学」「ニュースの街を歩く」ほか随時開講、ラジオアプリでも番組を随時配信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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