内容説明
ジブリ映画から聴こえてくる、“近代”に閉じ込められた多層的な“声”を生徒たちと掘り起こす授業の記録。
目次
1 千と千尋の神隠し―都市のアルケオロジー
2 もののけ姫―越境する「もののけ」たち
3 ハウルの動く城―動く、壊す、キスし続けるということ
4 崖の上のポニョ―「空」から「海」へ
5 風立ちぬ―風は繰り返し吹き、そしてお絹さんは変奏し続ける
6 風の谷のナウシカ―蟲めづる姫君
著者等紹介
古川晴彦[フルカワハルヒコ]
1980年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程単位取得退学。慶應義塾高等学校教諭(2006年から現職)。専門は日本近代文学、音楽評論。第22回ディベート甲子園最優秀指導者賞受賞(2017年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ソラ
1
作品の見方を決めつけず、淡々と映画から読み取れるものを掬い上げ論じていくところがよかった。あっさり読めてしまうけれど、もう一度作品を見てから読んでみたい。ジブリ作品は何度となく鑑賞しているが、気づかなかった視点があったり、感覚的に思っていたことを言語化してくれて面白かった。いつでも新しい発見があり、私たちの心を掴んで離さないジブリは本当に偉大だ。2023/05/08
h1r04
0
まあ、ジブリのジェンダー観はやっぱり疑問符が付くよねえ2017/12/24
やま
0
講習の準備。2018/08/09