内容説明
演劇には力がある!生を手探りする若者たちとの演劇、歴史にコミットする演劇、魂の救済のための演劇…。総合芸術ともいわれる演劇の可能性とその意義について、三人の異色の演劇人が語りつくす!
目次
第1章 共に育つための演劇(妹尾伸子(元高校演劇部顧問))(姉妹劇場『マッチ売りの少女』;演劇には力がある―「高校」という現場と演劇の力;「高校演劇」という世界―高校演劇は教育活動か芸術活動か ほか)
第2章 支配を脱するための演劇(嶽本あゆ美(劇作家・演出家、演劇集団「メメントC」主宰))(職業としての演劇人;大逆事件と演劇、そして社会;歴史にコミットする演劇)
第3章 認識と魂の救済のための演劇(堀切和雅(編集者・劇作家・演出家・エッセイスト、劇団「月夜果実店」店主))(睫打つ初日のひかり;バンドとは、「なにをやってもいい」もの;「この世界では、どんなにひどいことだって起こる」 ほか)
著者等紹介
妹尾伸子[セノオノブコ]
元高校教諭。千葉大学教育学部卒。国語科教諭として公立高校で32年間勤務。その間、学校教育相談(カウンセリング)、生徒会指導部などを中心に担当。部活動は演劇部顧問を長く勤め、部員全員で一本の脚本を書く「生徒集団創作脚本」の手法を確立した
嶽本あゆ美[ダケモトアユミ]
劇作家・演出家。静岡県出身。武蔵野音楽大学卒。1989~2001年劇団四季技術・演出部。2003年文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、2006年日本劇作家協会新人戯曲賞、2014年文化庁芸術祭優秀賞。川辺川ダム、南京事件、大逆事件等を題材に創作活動を行う。日本劇作家協会会員
堀切和雅[ホリキリカズマサ]
編集者・劇作家・エッセイスト。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1984年、劇団「月夜果実店」を結成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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