オーバーラップ文庫 比翼勇者のノー・モア・エクスカリバー〈１〉

夜宮 鋭次朗【著】

オーバーラップ（2018/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 287p／高さ 15cm
• 商品コード 9784865543032
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

人々の願いを背負い、地球外生命体「ギフト」と戦う人類の希望「勇者」。旧帝国支部で開催された聖剣授与式では、今まさに新たな勇者が誕生しようとしていた。―しかし、突如乱入してきた少年・遠月キョウジが、勇者の証である超兵器「聖剣」を我が物としてしまう。『不正勇者』の烙印を押されながら、悪辣な振る舞いで周囲の憎しみを煽るキョウジ。本来勇者となるはずだった少女・藍原コトネとの関係も当然険悪―かと思いきや、なぜか好意的な彼女と急接近！？何故キョウジは聖剣を奪ったのか。何故コトネはキョウジを慕うのか。そこには、先代勇者にしてコトネの妹である少女・シズクの“死”が関係していた…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真白優樹]

人々の希望を背負う勇者が地球外生命体と戦う世界で、一人の少年が勇者の証を奪取し始まる物語。―――失うな、その願い。例え世界が否定しても。悪辣なる振る舞いを為す少年、だが彼には後悔し続ける悲劇があり、だからこそ世界の歪みが見えていた。そして少女は、そんな少年の隣に立つ事を願った。これは誰かの希望を背負った少年が、世界を相手に毅然と啖呵を切り、真正面から中指を突き立てる物語だ。 故にこそ、救えぬ世界の中で二人が抱いた願いに、見逃せぬ輝きと、確かな面白さがあるのかもしれない。 次巻も須らく期待である。

2018/01/25

[古風堂]

70点。『英雄は皆を守る。ではその英雄は誰が守る？』そんな作品です。徹底的に主人公とヒロインに焦点を当てているのでとても入り込みやすかった。 敵のことは解決していないけど、この1巻で結構綺麗に終わっているので続刊がちょっと不安ですが、期待を込めて次も読みたいと思います。 （「イチャイチャで世界を救う」ってキャッチフレーズはこちらの作品のほうが似合う

2018/01/29

[詩川あかり]

タイトルが惜しい。ヒロインのさっぱりとした可愛さと変態メイド（しかもストーリー上、良い動きをする） 全体的にご都合主義っぽい匂いはするものの、主人公のダークな面や裏にある決意は良かったと思います。 形としてあるだけの軍隊ほど読んでいて反吐が出るし、ジークという名前のキャラクタがここまでカスなのも珍しいなあ。

2018/02/16

[コオロ]

邪悪なヒーローショーのステージに乱入した心優しいワルガキのお話。

2022/10/08

[デフォー]

私は好きです

2018/01/26