内容説明
個々のヒトの、作品やコトバの関わり、その彩りゆたかなネットワーク。1900年代から30年代まで、日本とロシアで交わされた、そのネットワークに迫る。
目次
第1部 日本とロシア(「ユーラシア」としてのロシア―ニコライ・トルベツコイと現代;十九世紀ロシア文学と日本近代文学―芥川龍之介の場合 ほか)
第2部 黒田乙吉(生きているゴーリキー―モスクワ特派員・黒田乙吉;ヴォークスをめぐる人々―「日本文学の夕べ」 ほか)
第3部 二世左團次歌舞伎訪ソ公演(歌舞伎と私の“いま・ここ”で;歌舞伎のレニングラード―二代目左團次を観た宮本百合子 ほか)
第4部 鳴海完造とその日記(「学問」の方法論―海鳴完造日記について;鳴海完造日記―小山内薫のモスクワ ほか)
著者等紹介
太田丈太郎[オオタジョウタロウ]
1965年、千葉県松戸市生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア語科卒業。東京外国語大学大学院外国語学研究科スラブ系言語専攻修士課程修了。東京大学大学院人文科学研究科博士課程露語露文学専攻中退。現在、熊本学園大学商学部教授。専門は20世紀ロシア文学・ロシア文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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