内容説明
豊かで美しい国の、愛情に満ちた家庭の味。料理を介して、ウクライナのこと、もっと知りたい!日本初、ウクライナ家庭のレシピ集。
目次
1 サラダとサイドディッシュ(ビーツサラダ;ミモザサラダ ほか)
2 スープ(ポテトスープ;カルパチアのマッシュルームスープ ほか)
3 メインディッシュ(チキンキーウ;シュニッツェル ほか)
4 デザート(ブリンチキ;モルコヴニツェ ほか)
著者等紹介
平野顕子[ヒラノアキコ]
料理研究家。アップルパイとアメリカンベーキングの専門店である京都・高倉御池の「Caf´e&Pantry松之助」と東京・代官山の「MATSUNOSUKE N.Y.」、京都・西陣にあるパンケーキハウス「カフェ・ラインベック」のオーナー。京都と東京にお菓子教室「平野顕子ベーキングサロン」も開校
キャプション,イーゴ[キャプション,イーゴ] [Kopshyn,Igor]
ウクライナ・キーウ出身。大学卒業後、National Institute of Wight and Measureasに就職。その後アメリカに渡り、アメリカ企業に就職。2017年に平野顕子と結婚。現在は退職し、プロ級の腕前の釣りとスキーを楽しんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
47
ロシアの侵攻後に出版。野菜やサワークリーム、ハーブたくさん。ケーキ美味しそうだし、まさかのサーモンにメープルシロップとは・・・!見ててホッとすると言うか癒やされるというか。ただロシア料理のレシピ本の後に読んだ影響で共通するメニューを見ると、互いに影響あるのになんで戦争なんかするんだろ。な想いが芽生えてしまう。両国ともに家庭料理を作って味わう善良な民間人が・・・。2024/03/01
G-dark
15
写真も、文章も、紹介されているお料理も、とても優しい本。この本を読んでいると、お腹が空くだけでなく、穏やかなエッセイを読んでいるかのような気分になれて癒されます。「ワレニキ」「ブリンチキ」「マゾリキ」「モルコヴニツェ」といったお料理が紹介されています。素朴且つ丁寧。また、戦争って、つい「遠くにある外国のこと」だと思ってどこか他人事のような気がしてしまうけれど、こうしてその国の家庭料理を食べると、顔見知りの人たちが酷い目に遭わされている気がしてくるので、自分事として危機感を覚え、心が痛みます。2023/05/21
aisu
14
売り上げの一部はウクライナ人道支援に寄付されると知り、買いました。少しでもお役に立ちますように。日本人著者がウクライナ人と結婚して、その義母さんからの直伝料理や習慣などを紹介されています。日本でも手近なもので作れそうなものが多く載っている気がします。チャレンジしてみたいです。2023/05/27
渡"邉恵'里'
2
2022年刊行。ウクライナ出身の夫と、その家族の大好きな料理やデザートを紹介するレシピ本。手が込んでいそうな見た目なのに、意外と簡単にできてしまうものが多いのが魅力。乳製品や肉類を多用。色とりどりで美しい。お洒落なカフェやレストランのような雰囲気を感じた。たくさん作って2~3日に分けて頂くとか、週に1回は作るとか、生活に密着したお料理。日本で手に入りにくい材料を使うものは殆どないので、気軽に試せる。ウクライナはクリスマスが2回あるなど、豆知識も挟み、楽しい。ロシアと接しているので、似たものも多い。2023/04/02
kei
1
この前読んだ『ウクライナの料理と歴史』に比べると、本当に毎日の家庭料理、といったラインナップだそう(ウクライナ出身家庭育ちの言)。日本でも手に入りやすい材料でレシピが構成されているので、作ってみようかな、という方には良さそうなレシピ集。お菓子にはまだ手が出ないけど、オリビエなどは私も好きなので、他のサラダから初めてみようかな。2024/04/13