内容説明
地方大都市広島における建築家活動の全体像を解明することにより、地方の近代建築をより的確に把握するとともに、近代日本の建築家の活動の地域性について論じるものである。
目次
序章 戦前広島の近代建築とその設計者の把握
第1章 広島に見る建築家増田清の設計活動
第2章 広島に見る建築家佐藤功一の建築活動
第3章 広島逓信診療所と逓信省の建築家山田守
第4章 広島に見る逓信省の建築家上浪朗の作品
第5章 三井銀行広島支店建築の変遷とその設計にかかわる建築家たち
終章 地方都市広島における建築家の活動特徴
著者等紹介
李明[リメイ]
1964年12月12日中国吉林省生まれ。建築計画・意匠学/博士(工学)。高級建築士(中国国家専門技術資格)。天津大学建築学部建築学科卒業、同大学院建築学専攻修士課程修了。清華大学大学院建築学専攻博士後期課程中退。清華大学建築学部助教、延吉市都市建築計画設計研究所技術院長兼総建築士として10年間東方地方で建築設計実務に携わる。1997年4月外国人研究生として来日し、2001年2月広島大学大学院工学研究科環境工学専攻博士課程後期修了。2001年5月広島国際大学に就任し、現在に至る
石丸紀興[イシマルノリオキ]
1940年12月11日中国東北地方(満州)生まれ。都市・建築計画/工学博士(東京大学)。一級建築士、技術士(建設部門、都市及び地方計画)。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院工学系研究科建築学専門課程修士課程修了。1966年広島大学工学部建築学科に就任し、助手、助教授、教授を歴任。2003年から現在広島国際大学建築学科教授。2003年中国文化賞受賞、2006年日本都市計画学会功績賞受賞、2007年、日本建築学会賞(論文)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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