出版社内容情報
この世界はわかっていることよりも、わかっていないことの方が多い。研究者たちは仮説を立て、検証を繰り返して、事実に迫ろうとする。そこではそれぞれに説得力のあるさまざまな説が入り乱れ、謎は容易に解けない。
本書では、さまざまなジャンルで提唱されている“謎”と、その解明に迫る“諸説”を紹介する。事実と認定されたものは教科書や参考書に掲載されるが、本書で紹介するのは、まだ教科書に載せられるほど定説が定まっていないものや、いったんは教科書に掲載されたものの異論が唱えられて書き換えられてしまったもの、あるいは定説が定まっていないために、各論が併記されているものなど。そうした謎に満ちた世界を、わかりやすく、楽しく味わえる。「世界史」「日本史」「科学」「動物」「宇宙」の5ジャンルからテーマを集め、文系でも理系でも気軽に読める内容に構成されている。
内容説明
次から次へと新しい説が生まれては消える。どの説も本当だと思えるが、証明はされていない。研究者たちが頭を抱える24個の問いと102個の説―。
目次
序章 諸説が生まれてから、消えるまで。
1章 世界史
2章 日本史
3章 科学
4章 生き物
5章 宇宙
著者等紹介
鈴木悠介[スズキユウスケ]
1986年生まれ。早稲田大学在学中から塾で世界史を教え始め、卒業後に予備校講師となる。現在は各地の予備校に出講する一方、オンライン予備校「学びエイド」の講師としても活躍中。さらに“教育系YouTuber”として「すずゆうチャンネル」を開設し、様々な世界史コンテンツを配信するなど、活動の場を広げている
山岸良二[ヤマギシリョウジ]
1951年生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。専門は日本考古学。現在、昭和女子大学、放送大学非常勤講師、習志野市文化財審議会会長。平成29年度千葉県教育功労者表彰受賞。日本最大の考古学会である日本考古学協会全国理事も務めた。執筆、講演、テレビ出演などで歴史学・考古学の啓蒙普及につとめている
竹田淳一郎[タケダジュンイチロウ]
1979年生まれ。慶應義塾大学理工学部応用化学科卒業、同大学大学院修了。早稲田大学高等学院教諭、早稲田大学講師。人に何かを教えるのが好きで、小学生から80代の社会人まで、学校や実験教室、オープンカレッジなどで幅広い年代にサイエンスの楽しさを伝えている
成島悦雄[ナルシマエツオ]
1949年生まれ。東京農工大学農学部獣医学科卒。上野動物園、多摩動物公園の動物病院勤務、井の頭自然文化園園長などを経て、日本獣医生命科学大学獣医学部客員教授。日本動物園水族館協会専務理事。NHKのラジオ番組「子ども科学電話相談」では動物ジャンルを務め、子どもたちにわかりやすく動物の生態や面白さを伝えている
青木和光[アオキワコウ]
1971年生まれ。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻修了。博士(理学)。専門は恒星物理学、天体分光学。国立天文台准教授(TMT推進室)、総合研究大学院大学准教授。国立天文台では、次世代超大型望遠鏡TMT(30メートル望遠鏡)の建設に携わっており、従来の望遠鏡では観測できなかった天文学の謎に挑んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TakaUP48
ma-bo
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