内容説明
フィギュアスケートはいつからこんなアンフェアな競技になったのか?華やかな銀盤の陰でいったい何が起こっていたのか?採点にまつわるフィギュアスケートの闇を暴く。
目次
キムヨナ疑惑の高得点
キム・ヨナプロジェクト
日本スケート連盟の改正提案とジャッジの本質
新採点誕生の経緯
スペシャリスト天野真
韓国のウィキペディアでキム・ヨナは?
韓国のウィキペディアで浅田真央は?
動き出した平昌冬季五輪の招致
アクセルの女王
ジャッジシステムの問題〔ほか〕
著者等紹介
猫宮黒埜[ネコミヤクロノ]
札幌市在住のフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ちはや@灯れ松明の火
69
きれいはきたない、きたないはきれい。闇と汚れの中、それでも白い鳥は飛ぶ。目に映る光景と耳から注ぎ込まれる情報の乖離に催す違和感、輝けるものは必ずしも金ではないと思い知る。これは、警鐘。積み重ね塗り固めてきた数字が自らの重みに耐えかねて剥がれ落ちる。確信へと変わる疑念、垣間見える真実は暗澹たる現在と先の読めた未来。これは、告発。存在意義を見失った競技は生きるべきか死ぬべきか、それは既に差し迫った問題。罪に金の鎧を着せれば公平なルールの裁きも届くことなく無傷でいられるのか。否、ならぬことはならぬものなのだ。 2013/04/01
mazda
46
やっぱりな…、という感想。Pチャンとキムヨナは、元々お手盛りの得点がとれるようになっていることがよくわかった。審判講習で、いいお手本にキムヨナ、悪い手本に浅田って、現役選手の演技を見せてやるってどういう意味??これって悪意の塊でしょう。先日のモーグルもそうだけど、素人が見て客観的な善し悪しが反映されるシステムにしないと、そのうち誰も見向きしなくなりますよ。ましてフィギュアなんて、匿名ジャッジの思い通りに点数つけられるんだから、韓国は「金」で「金」を買うことができるというものです。2014/02/16
ゆみねこ
43
選手の懸命な努力を正当に評価しないフィギュアスケートのジャッジ。今まで不審に思っていたことが明らかにされている。商業主義に踊らされるスポーツ、これでは選手が気の毒だと感じた。ソチ五輪では疑惑の得点などと言われないように判定してほしいものだ。それにしても日本のスポーツ界の弱腰、ロビー活動のまずさ、なんとかならないものかしら?2013/07/16
Koning
19
そういう評判を聞いていて図書館に入っていたので予約してみてGPS始まる頃に届くというタイミングで(汗。うん、やっぱ色々と残念な本ですた。まぁISUのレギュレーションやらジャッジのあれこれをもうちょい透明度上げろ〜というのはいつも色んな人が言ってるんだけど、まぁそれを兎に角陰謀論にしちゃったという(汗。色々と突っ込みどころは多いんだけど、皆ぼんやりと思ってる事を繋げて行く手法だから結構信じちゃう人多いんじゃなかろーか?という危惧はふつふつと。2013/10/26
りほ
13
かなり前からのまったりしたフィギュアファンなので、試合とジャッジを見れば一連のジャッジは「普通ではありえない」とわかります。海外でもファンや関係者に熱狂的な支持者が多いのはやはり浅田、高橋、羽生、鈴木あたりで日本と変わりません。ちなみに欧米では10代の頃から一貫して浅田選手の表現力は絶賛されています。日本では電通のおかげで報道がクレージーになりすぎているのが一番の問題。そのせいで自費出版では異例の重版が何度もかかり、大手書店で平積みにされるほど興味を持たれている本書が大手出版社からは断られたそうです。2013/08/20