国民票決と国民発案―ワイマール憲法の解釈および直接民主制論に関する一考察

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国民票決と国民発案―ワイマール憲法の解釈および直接民主制論に関する一考察

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  • サイズ B6判/ページ数 128p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861826795
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0010

内容説明

“民意”は絶対なのか?“直接民主制”は可能なのか?ナチスの桂冠法学者が、ヒトラー政権樹立前、当時「世界で最も民主的」といわれたワイマール憲法を素材に、民主主義、議会と立憲主義などを論じる。いわばシュミットの中軸「民主主義―憲法―喝采」が、最も凝縮された論考、初翻訳。

目次

第1章 国民立法手続き(国民票決の条件;もうひとつの立法手続き)
第2章 国民立法手続きから除外される事項(三つの事項が直接民主制から除外されるのは何故か;予算案と国民発案;憲法史における財政問題)
第3章 直接民主制の必然的限界(「国民」の「喝采」;国民の意思をいかに定式化するか;「自治」をめぐる問題;主権的行為としての国民立法手続き;国民と官吏、そしてアナーキズム;自由主義vs.民主主義)

著者等紹介

シュミット,カール[シュミット,カール] [Schmitt,Carl]
1888年‐1985年。ドイツ・ヴェストファーレン地方のプレッテンベルクに生まれる。生家はカトリック。ベルリン、ミュンヘン、シュトラスブルクで学び、1916年論文「国家の価値と個人の意義」により教授資格取得。ヒトラー政権の誕生から敗戦までの1933年から44年、ベルリン大学教授。またナチスに多大な影響を与えた小説家エルンスト・ユンガーと終生にわたり交流。第二次大戦後逮捕され、ニュルンベルク裁判では、不起訴。以後は隠棲し著述活動に専念した。ドイツが敗北した第一次大戦後のワイマール共和国並びにヴェルサイユ体制を批判しつつ、“決断”と独裁者、敵/味方、“政治”概念を規定した彼の議論は、1933年登場のナチス・ヒトラー体制の「独裁」を思想的に先取したといえる

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学

松島裕一[マツシマユウイチ]
1979年生。大阪大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。摂南大学法学部専任講師。専門は法哲学・法思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。