出版社内容情報
ビル・オライリー[ビル・オライリー]
著・文・その他
竹田 純子[タケダ ジュンコ]
翻訳
内容説明
太平洋戦争で、アメリカは予想外の日本軍の抵抗に苦慮していた。ついにトルーマン大統領はこの戦争に決着をつけるため、悪魔の兵器の使用を決断した。日本軍に対し敵意とリスペクトを持つマッカーサー将軍。果て無き泥沼へと突き進んでいく日本の軍部。昭和天皇の苦悩。数多くの関係者と文献を取材し、激しい戦場、大統領執務室、日本軍の会義場など、まるでその場にいるかのような臨場感溢れる筆致で多くの読者を魅了し、全米で大ベストセラーとなったノンフィクションの邦訳版ついに完成!
目次
日本軍の決死の抵抗
マッカーサー将軍の帰還
大統領の行方
ペリリュー島での犠牲
天皇裕仁の苦悩
動き始めた計画
硫黄島の死闘
覆われた東京の空
緊急事態発生
マンハッタン計画始動〔ほか〕
著者等紹介
オライリー,ビル[オライリー,ビル] [O’Reilly,Bill]
ケーブルテレビのニュース番組で最高の視聴率を誇る『ジ・オライリー・ファクター』のアンカーを務めている。これまでに数々のベストセラーをものにしてきた作家でもある
竹田純子[タケダジュンコ]
同志社大学文学部卒業。主にノンフィクションの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
4
アメリカの世論調査では原爆投下が正しかったと答える人が半数以上。著者もその一人だが、日本軍の蛮行に対してここまで書かれると好い気はしない。中国で、フィリピンで、そして捕虜に対して、虐殺やレイプの記述が多過ぎて気分が悪くなる。マッカーサーは九州上陸(オリンピック作戦)を11月に予定。自分の功績を目論んでおり、原爆に反対する立場だった。その後も、朝鮮戦争でトルーマンと対立し、解任されてしまう。広島の原爆投下後も降伏を決断できず、皇居を散歩する天皇の優柔不断さを揶揄する。歴史修正主義者やネトウヨなら激怒する本。2018/03/14