内容説明
「地政学」―つまり“地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えること”である。これをひと言で定義すると「世界で起こってきた戦争の歴史を知る」になる。地理的な条件とは、領土やその周辺地域のこと。領土といえば国同士が争い奪い合ってきたもの、つまり戦争がつきものだ。だから、地政学とは戦争の歴史を学ぶこと、といえる。そして、近代以降は「陸」から「海」へとその覇権争いの舞台が移された―。
目次
プロローグ よりよい、より広い土地をめぐる「戦争の歴史」―地政学
第1章 とにかく「広い海」が欲しい中国の地政学
第2章 昔も今も「南」へ向かいたいロシアの地政学
第3章 争いを経て作られた「共同体」ヨーロッパの地政学
第4章 かつての「世界の警察官」アメリカの地政学
エピローグ 日本の現在と今後を考える
著者等紹介
高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年東京都生まれ。都立小石川高等学校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「霞ヶ関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。2008年退官。現在、嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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