世界のニュースがわかる!図解地政学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860638207
  • NDC分類 312.9
  • Cコード C2034

内容説明

「地政学」―つまり“地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えること”である。これをひと言で定義すると「世界で起こってきた戦争の歴史を知る」になる。地理的な条件とは、領土やその周辺地域のこと。領土といえば国同士が争い奪い合ってきたもの、つまり戦争がつきものだ。だから、地政学とは戦争の歴史を学ぶこと、といえる。そして、近代以降は「陸」から「海」へとその覇権争いの舞台が移された―。

目次

プロローグ よりよい、より広い土地をめぐる「戦争の歴史」―地政学
第1章 とにかく「広い海」が欲しい中国の地政学
第2章 昔も今も「南」へ向かいたいロシアの地政学
第3章 争いを経て作られた「共同体」ヨーロッパの地政学
第4章 かつての「世界の警察官」アメリカの地政学
エピローグ 日本の現在と今後を考える

著者等紹介

高橋洋一[タカハシヨウイチ]
1955年東京都生まれ。都立小石川高等学校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「霞ヶ関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。2008年退官。現在、嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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徒花

112
まあまあ。タイトルこそ「地政学」とはなっているものの、どちらかというとメインの内容は近現代の戦争の歴史。ただまあ、結局地政学というのは各国の領土の取り合いの思想的背景を学ぶことだと思うから、まあいいんだろう。最後に、日本における集団的自衛権の重要性が主張されているのが高橋洋一センセらしい。電書で読んだけど、やっぱりこういう地図とかを多用した本は紙のほうが読みやすい。あとやっぱり、文章にちょっと堅苦しさがあるというか、もう少しわかりやすかったらよかったなと。2020/09/04

p.ntsk

39
著者によれば地政学とは国や地域が置かれた地理的条件から世界の戦争の歴史を概観し国際情勢を考察するもののよう。中国、ロシア、ヨーロッパ、アメリカといった4つの国や地域の戦争の歴史を振り返りつつ日本の安全保障のあり方について論じている。2015年発刊だけれども基本的に状況に変化なく現在はその延長線上にあると言える。特に覇権国家への道を進む中国に対しては待ったなしの状況でまずは日本を取り巻くリアルな国際情勢の現状認識が必要。そこから国防や経済について日本の取るべき指針と施策が見えてくるのではないかと思う。 2021/08/03

みやけん

28
★★★☆☆日露戦争のバルチック艦隊以前からロシアは南下したい。イギリスの三枚舌外交が中東問題の原因。当時はギリシアのEU脱退からブレグジット問題へ拡大。引いたら押されるが常識。戦わずして守るために武装が必要。地政学という言葉知るに至った1冊。2018/10/10

16
リミテッドにて ●今も昔も土地をめぐって国同士が押し合う ●民主国家は戦争を起こす確率は絶対的に低い。個人の価値が国家の価値に勝る ●韓国は今も中国と米国の間で二股外交 ●比律賓は米軍を撤退させたとたんに中国に進出された過去 ●アジアで戦争が多いのは民主国家が少ないから ●中国の漁民には擬似海軍の一面 ●中国は大きな独裁国家 ●国の憲法に共産党が国を動かすことの正当性記載 ●越南、比律賓は中国の脅威の中に。米国とも協力して向き合うのが日本の生き筋 ▷日本ものほほんとしているとやられるよ2020/05/18

Syo

14
これまた常識だけど。 中国。 脅威だよなぁ。2018/04/26

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