内容説明
子どものやる気を引き出してあげられるのは親であるあなただけ。それは、特別なことでは必要なく、日々の「ちょっとしたこと」に気をつければいいんです。
目次
第1章 どんな子にも「やる気」はある!(「うちの子、やる気がない」は勘違い;自主性はやる気から育つ ほか)
第2章 どんな子でも「自分の頭で考え、自分の意思で行動できる子」になれる!(「やる気」のある子はぐんぐん伸びる!;これからの時代に必要となる力 ほか)
第3章 親の力で、子どもの「学力」と「才能」も伸びる!(「やる気」の芽を伸ばすのは親の心がけ次第;やりたいことを伸ばしていける学習法「楽勉」 ほか)
第4章 「やる気」がどんどん育つ!親子の関わり方(いい自己イメージがいい設計図を作る;キーワードは「共感」と「交渉」 ほか)
第5章 子どもが「伸びる言葉」、子どもの「成長を止めてしまう言葉」(言葉を換えるだけで子どもは伸びる!;NGワードがみるみる「やる気」を引き出す言葉に!)
著者等紹介
親野智可等[オヤノチカラ]
1958年生まれ。本名・杉山桂一。公立小学校で23年教師を務める。メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。まぐまぐメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝く。現在は、執筆業のほか、全国各地の小学校、幼稚園・保育園、市町村で教育講演会を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
意外と親のせいでやる気の芽ってつぶされてない?…ちょっと違うかもしれませんが、この本を読んでいたら英語講師仲間や親が英語圏の友人との会話を思い出しました。「自分の子は教えられないからあなたが教えて」というものです。そんなに優秀な先生でも自分の子供って結構教えるの大変。どなってしまうこともあります。自分の子供に与えられるもの、そして知らず知らずのうちに押し付けてしまうもの。考えさせられました。2019/11/06
もっしゅるーむ
8
レビューより。子供はやる気まんまん。やる気がないように見えるのは、親がやる気を望んでいることと、やる気の向いていることが違うだけ。子供のやる気を伸ばす、良き応援団でありたい。根っこの考え方は「アドラー子育て」や「親業」に通ずるものがあるなと思った。また来月再読しよう。2019/11/30
boo
8
毎日少しずつ朝読書で読み進めていました。子どものことを1人の人間として声をかける。約束したことは親も毎日声かけをして見届けをする事でお互い気持ちよく過ごせる。早く、ちゃんとして、は子どもには通じない。わかってるんだけど、早く早くって言ってるなぁ。こういう育児の本を読んだ直後や心が穏やかな時は思い出してできるんです。だから私は色々読むのがいいのかな。2019/06/18
しぃ
8
親の期待とは方向が違うだけで、子どもは常にやる気に満ちている。やる気の芽を散々潰しておいて、親の期待通りに動かないことを「ウチの子はやる気がなくて」と嘆いてるのはおかしい。うーん、確かに。あと「親子の約束が続かないのは親が見届けをサボるから」もグサッときました。その通りです、ごめんなさい!最後の言い換え方がすごく参考になる。ホントに子どもの気持ちを説明するのが上手な方だと思います。2015/05/30
あべし
3
ドキッとする一文があった。 「そういった親が求めているのは、親の言うことを素直に聞いて、親の価値観で生きることなのです」。 私はどこかで、「教師の価値観で生きている子どもを育ててはいないか」と反省をした。 ただ、あくまでも「教育」であるから、「価値ある強制」は必要であるとも考える。 大事なのは、押し付けるのではなく、話を聞いて説得する技術、明確な方針を示してやる技術でないかと思う。 「この話し方でこの子は受け入れられるのだろうか」 そう考えながら子どもたちと関わっていこうと思った。