内容説明
世界90カ国、500万人以上の会員を擁する世界最大の自然保護団体WWF(世界自然保護基金)。パンダのシンボルマークで知られるこの団体が、モンサントやコカコーラ、シェブロンなどの世界的な多国籍企業と結びつき、実は自然破壊の先兵として、先住民族や地元住民を追い出し生活を破壊していると聞いたら、あなたは何と思うだろうか?本書は、WWFの実態を世界各地に取材し、WWFによる書店への圧力、発売差し止め訴訟を乗り越えて出版された告発の書!
目次
第1章 花嫁はパンダを身にまとう
第2章 虎穴に入らずんば
第3章 タイガー・サファリにて
第4章 くさい仲
第5章 すべてはアフリカから始まった
第6章 WWFの手で安らかな死を
第7章 エコ免罪符売ります
第8章 モンサントとタンゴを
第9章 世界の再分配
著者等紹介
ヒュースマン,ヴィルフリート[ヒュースマン,ヴィルフリート] [Huisman,Wilfried]
1951年生まれ。歴史学と社会科学を学ぶ。チリで開発援助の仕事に携わったあと、1982年にジャーナリストとなり、ラジオ番組向けの取材やノンフィクションの執筆を手がけた。その調査範囲を映像制作へと広げ、ドイツ国内で最も尊敬される有名なドキュメンタリー・プロデューサーの1人となった。近年は脚本家へと活動の範囲を広げ、ドイツの犯罪捜査番組「タートオルト」の脚本を手がけた。ドキュメンタリー映像は、ドイツで優秀なテレビ番組に送られるグリンメ賞を3回受賞した他、ニューヨーク映画祭ワールド・メダル/BANFFワールド・メディア・フェスティバルロッキー賞/レオナルド賞パルマ国際医学映画祭銀賞/テルユライド映画祭での上映といった数々の国際的な賞を受賞している
鶴田由紀[ツルタユキ]
フリーライター。1963年横浜生まれ。1986年青山学院大学経済学部経済学科卒業。1988年青山学院大学大学院経済学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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