内容説明
森をお墓にする国ドイツに学ぶ、日本の樹木葬の新しいかたち。
目次
第1章 多様化する日本の樹木葬墓地(散骨と樹木葬との違い;知勝院―里山がお墓になった日本で最初の樹木葬墓地;都市郊外にできた樹木葬墓地 ほか)
第2章 海外の樹木葬墓地(ドイツ再訪;ドイツで最初の樹木葬墓地の誕生;森そのものをお墓にしたドイツの樹木葬墓地 ほか)
第3章 日本の樹木葬墓地の課題とこれから(定義や理想的な姿が見えない日本の樹木葬;樹木葬をめぐるさまざまなトラブル;自然管理の難しさ ほか)
著者等紹介
上田裕文[ウエダヒロフミ]
1978年北海道留萌市生まれ。北海道大学准教授。東京大学農学部卒、東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻修了。ドイツ・カッセル大学で経済社会科学博士を取得。専門は風景計画。樹木葬の先進地ドイツに学び、日本らしい樹木葬の在り方について提言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
8
選択肢のひとつとして。夫の実家の墓には絶対に入りたくないわたし。夫との墓を作っても、子どもたちにはその管理維持を頼めないと実感しています。2018/09/11
多津子
1
著者は森林活用を研究し、樹木葬の在り方について提言を続けているとのこと。樹木葬にはどのような形態があるのか、どのような場所にあるのか、どのような団体が運営しているのか。納骨の形態・公営・私設・認可外など、知りたいと思っていたことが書かれていた。ドイツに留学経験があり、そこで樹木葬を知ったとのことから、ドイツの樹木葬との違いなどもあった。 https://booklog.jp/users/tatsuchaba/archives/1/48451155062019/02/04
しまうま
0
講演原稿をもとにしてるのか、話し言葉で書かれた本は苦手。中身も話し言葉の冗長なの部分を削ぐと半分の分量くらいか。それでも語り口になれると興味深い話続出。読んで良かった。2020/02/22