内容説明
日本の子どもたちの生活と発達の場としてなくてはならない存在となった学童保育。その40年の歴史と実践を振り返り、到達点と今後の課題を明らかにする。
目次
第1部 現代社会と学童保育(福祉国家における学童保育の発展;現代日本社会と学童保育;地域社会発展への学童保育実践の展望;子どもの生存権保障としての学童保育―学童保育から排除される子どもの問題から考える)
第2部 学童保育のなかの子どもと指導員(学童保育における教育的機能の特徴;学童保育実践の特質とその構造―「生活づくり」の歴史的変遷をたどりながら;指導員労働の実践と専門性;学童期の子どもの自我・社会性の発達過程と教育指導―仲間といっしょに、“九、一〇歳の発達の節目”を豊かに乗り越える;障害児の放課後保障と学童保育;学童保育研究への期待―被災地岩手からの発信;「義務教育と学童保育」考)