出版社内容情報
未知の世界だったアルファ碁の思考を大公開!「ブラックボックスだったアルファ碁の評価値がついに明かされた!」
2017年12月、「アルファ碁Teach」という学習ツールが公開されました。
アルファ碁Teachは、6000パターンの布石に対するアルファ碁の候補手と評価値を示したもので、リリース当初から大きな話題になりました。
しかし、「情報が多すぎる」「序盤進行のみで終わっている」「評価値が示されているだけで、手の意味までは分からない」といった理由で、アマチュアが使いこなすのは難しい面もありました。
本書は、囲碁AIに造詣の深い大橋拓文六段が、アルファ碁の候補手や判断をアマチュア向けにやさしく解説したものです。
評価値の見方から、Teachを使った過去のアルファ碁の実戦の振り返り(セドル戦や棋士対Masterなど)、Teachが示すよくある序盤で役立つ手からAI流の手の解説まで、大ボリュームの内容になっています。
単なる示した手や評価値の紹介だけではなく、その後の進行例や変化に絡む死活の図まで解説しているので、「なぜその手が候補に挙がるのか?」「なぜそのような評価値になるのか?」という理由まで理解できます。さらには、「アルファ碁のこの考え方が参考にできる」「この図が変化もわかりやすくてオススメ」というところまで踏み込んだ解説があるので、上達にも役立てることができます。
アルファ碁が人類に残した、棋力向上へのヒントがこの一冊に詰まっています。
大橋 拓文[オオハシヒロフミ]
著・文・その他
内容説明
アルファ碁が示す良い手や形勢判断を一冊に凝縮!アルファ碁はセドル戦やMaster60局での対局を反省している!?新手法「三々」と「ツケ」をティーチで大解剖!大局観を磨く新感覚上達法「フラッシュ形勢判断」!
目次
プロローグ
第1章 李世ドル戦を振り返る
第2章 マスター戦を振り返る
第3章 アルファ碁流雷神の三々入り
第4章 アルファ碁流風神のツケ
第5章 フラッシュ形勢判断
第6章 ティーチ勝率順16選
著者等紹介
大橋拓文[オオハシヒロフミ]
昭和59年生まれ。東京都出身。菊池康郎氏(緑星囲碁学園)に師事。平成14年入段、25年六段。日本棋院東京本院所属。22年、第1回おかげ杯準優勝。東工大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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